原崇浩 個展
2025年6月13日（金）〜21日（土）
「美人図」
作品解説
高い鼻に細い顎の西洋風の面立ちに、和髪姿のアンバランスさが返って婀娜やかに感じられる華宵美人。芝居好きで歌舞伎や浮世絵の世界観も好んだ抒情画家華宵ならではの情緒と粋が融和しています。素肌を透かす紺地の着物は絣文様で、浮世絵にもよく見られる夏衣装。華宵デザインの「華宵浴衣」が売り出されるほど装いにこだわった華宵らしい一作です。
高畠華宵（たかばたけかしょう）
明治21（1888）愛媛～昭和41（1966）東京 挿絵画家。本名は幸吉。京都市立美術工芸学校（現:京都市立芸術大学）日本画科中退。その後関西美術院にて浅井忠に洋画を学ぶ。『少年倶楽部』『少女画報』等の挿絵を中心に活躍し、独特な色気を孕んだ美女、美男子などの美人画が絶大な人気を誇る。
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