「ネックレス」
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サイズ39.6×30.6(58.2×49.3)cm
素材キャンバスに油彩
備考額装
画中にサイン
共シール
「東郷青児鑑定委員会」鑑定証
本体6号
作品番号A2-98-215
キーワード美人画
作品解説
「ネックレス」という女性像を東郷は数多く描いている。東郷の女性像はしばしば伏し目がちに描かれるが、ネックレスをつける時だけはその長いまつげに覆われた瞳が上を向く。その仕草はツンとした顎のラインや鼻筋と相まって、東郷作品らしい麗しさを一層強調している。パールに触れる長い指の繊細さや、プラチナブロンドの髪と暖色のドレスのリズミカルな色彩は画面に瀟洒な趣をもたらし、普遍の美人像を印象付けている。
東郷 青児(とうごう せいじ)
明治30(1897)鹿児島~昭和53(1978)熊本 洋画家。青山学院中等部在学中より画才を発揮。初の個展で注目され、有島生馬に師事。ヨーロッパ遊学中には前衛芸術運動に参加するも、具象作品へと回帰。独自のロマンティックな画風で描いた女性像で一世を風靡する。晩年は彫塑制作にも励んだ。日本芸術院賞受賞、二科会会長、文化功労者。
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