「隅田川美人」
価格お問い合わせください
サイズ96.5✕35.3(174.5✕47.0)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
作品番号A2-99-348
キーワード美人画
作品解説
さわやかな風が水面を吹け抜ける、蹄斎北馬の秀作。隅田川の渡し船を待つ女を描く。近景から遠景への描き分けが見事である。中景に色鮮やかに人々が描かれた船がボカシの技術を使って描かれさらに遠景はモノクロのトーンで橋や船、さらに遠景は雲がかかり、画面を立体的に見せる。行き交う人々は多く、当時は川が交通の花形であったことがわかる。女の襟首や帯の意匠は繊細で、着物の金魚の柄が粋である。やや受け口が特徴の北馬美人が、江戸の街に紛れ込んだような楽しさを感じさせる一幅。
蹄斎 北馬(ていさい ほくば)
明和8(1771)江戸~弘化元(1844)。 浮世絵師。別号に葛飾北馬、駿々斎、秋園。葛飾北斎の門人。美人画の肉筆が多いが、その他狂歌本や読本の挿絵も手がける。
最新カタログ
カタログ誌
秋華洞
Vol.77
2024「冬号」
美術館とは ひと味ちがう、自分だけの「お気に入り」を探してみてください。
最新カタログのご請求