〒104-0061
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F




「山水図風炉先屏風」
価格売約済
サイズ49.4×170.4 (61.5×184.0)cm
素材紙本着色
備考風炉先屏風
印
京都大学文学部博物館特別企画「屏風絵展」(平成6年)出品、同図録所収
安土桃山時代作
経年劣化、修復跡
印
京都大学文学部博物館特別企画「屏風絵展」(平成6年)出品、同図録所収
安土桃山時代作
経年劣化、修復跡
作品番号A2-99-030
キーワード風景
作品解説
利休好よりも背の低い、元伯宗旦好の風炉先屏風である。様々な茶室のしつらえに応じ道具の後ろに設置するもので、武家の出身で茶の湯や連歌に通じていた等顔にとっては馴染み深いものだろう。右隻を近景として大きく松や主山をおき、左隻では湿地の豊潤な大気を描き出す。筆数を抑えたコントラストの強い平明な画面の随所に、峻厳な雪舟の遺風を慕いつつも悠々とした表情を示す等顔の持ち味が表れている。また「雲谷」瓢印、未欠損の「等顔」白文方印のあることからみて、画業の後期にあたる慶長10~16年(1605-1611)にかかる作であると考えられる。
雲谷等顔(うんこくとうがん)
天文16(1547)肥前~元和4(1618) 画家。名は治兵、のちに直治。毛利氏御用絵師・雲谷派の祖。雪舟に私淑。法橋に叙せられる。代表作に大徳寺黄梅院の障壁画などがある。
最新カタログ
おすすめ作品
松林 桂月
「清暑看瀑図」
小川 芋銭
「水郷図」
澁澤 卿
「華雪妙舞」