「於国と山左衛門之図」
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サイズ山左衛門:134.7×27.4(189.3×40.0)cm/於国:134.7×27.5(189.7×40.0)cm
素材絹本着色
備考軸装
双幅
落款・印
共箱
大正12年作
シミ、折れ
作品番号A2-98-425
作品解説
「かぶき踊り」で世を風靡した阿国と、美男の誉高く芸事にも通じるかぶき者であった山左衛門(別名:山三郎)は、歌舞伎の始祖や恋人同士になぞらえて結び付けられた。本作品には念仏踊りに関連して数珠を手にする阿国と、伊達者に相応しく金泥で飾られた着物に身を包む山左衛門が対幅に描かれている。堂々とした立ち姿ながらも涼やかな目元や迫真的な指先の描写には、美人画を得意とした紺谷ならではの特異な艶味が醸し出されている。
紺谷光俊(こんたにこうしゅん)
明治23年(1890)金沢~昭和20年(1945)金沢 日本画家。本名嘉男。高村右暁に師事、のち京都に出て山元春挙に師事する。はじめ花鳥画を主に描いていたが、京都に出てからは人物画を主とし、情趣あふれる美人画を多く描いた。大正4年第9回文展初入選。金沢へ帰り、大正13年結成された金城画壇で役員、審査員をつとめて後進の指導にあたるなど地元の美術発展に貢献した。
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