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「林」
作品解説
うねるように 伸びる木々や、金と墨、緑青が大胆に塗り重ねられて描かれた草木の様子は、枯れ野原という情景の寒々しさを忘れてしまうほど、 エネルギッシュな魅力に溢れています。空や枝先がきらめくのは冬の澄んだ空気や陽の光を表現しているからでしょうか。「日本画の革新者」とされる正義の大胆豪語な姿勢と細やかな観察眼が伺える一作です。
中村 正義(なかむら まさよし )
大正13(1924)愛知~昭和52(1977)神奈川 日本画家。中村岳陵に師事。第6回日展に出品、特選となる。36歳の若さで新日展の審査員となるが翌年日展を脱退。その後無所属で活動し、映画や演劇など多方面で活躍。从会結成。東京展市民会議を創設。日本画というジャンルにこだわらず、独自の画風を発表し続けた。
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秋華洞
Vol.76
2024「夏号」
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