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「越後瞽女冬の旅 雪の花」
作品解説
赤く燃える太陽、近くには星が一つ白く光っています。画面を横切る雪化粧の山脈は赤く照らされ、厳しい冬の景色でありながら赤い花が大地を埋めます。地上のすべてを赤く染めてしまうような太陽に向かって歩く二人の瞽女。斎藤は盲目の女旅芸人である彼女たちが「みた」太陽の赤を表現しようとしました。瞽女たちが赤に感じたのは希望か、寂寥感なのか、複雜な心象を想像させる作品です。
斎藤 真一(さいとう しんいち)
大正11(1922)岡山~平成6(1994)東京 洋画家。東京美術学校(現:東京芸術大学)卒業。津軽地方で三味線を弾き語る瞽女を描いた「瞽女シリーズ」で注目を浴びる。同テーマの随筆が日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど、文筆家としても活躍した。安井賞展佳作賞受賞。
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