「夜の会合」
価格売約済
サイズ50.7×38.5 (74.0×57.7)cm
素材紙にリトグラフ
備考額装
マージンにサイン
昭和49年作
作品番号A2-95-126
作品解説
1950~60年代、原始日本を探る旅を経た岡本太郎の作品には、書や梵字に似た呪術的なモチーフや、抽象的形態が現れ始めます。「芸術は呪術である。…人の姿を写すのに鏡があるように、精神を逆手にとって呪縛するのが呪術なのだ」と述べているように、大衆に広く流布していく版画という媒体においては、彼の呪術に人々を巻き込むという意思が強く感じられるようです。
岡本 太郎(おかもと たろう)
おかもと・たろう 明治44(1911)神奈川~平成(1996)東京 芸術家。父は漫画家の岡本一平、母は小説家の岡本かの子。東京美術学校(現:東京芸術大学)に入学するが、休学し渡欧後、11年間パリに滞在する。パリ大学民族学科卒業。ピカソに感銘を受け抽象画を、後に純粋抽象から具象的イメージを取り込んだ画風へと展開する。帰国後、滞欧作《傷ましき腕》などを二科展に出品して受賞。戦後は前衛芸術を推進し、精力的に絵画、立体作品を制作する傍ら、文筆活動、講演などを通して芸術の啓蒙を行う。代表作に大阪万博のモニュメント《太陽の塔》など。
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