「DR2214」
価格お問い合わせください
サイズ30.0×22.5(41.6×34.1)cm
素材紙に木炭、コンテ
備考額装
画中にサイン
令和3年作
作品番号A2-98-312
作品解説
「何を作るか決まっていなくてもデッサンから始めるのですが、何もない白い紙に頭、耳、と線を描いているときに、『あ、こっち』と線の方向が見えるときがあるわけです。地図の上に川が走っていくように、これでつながるって思える瞬間があるのです。」こうして偶然にも生まれた線の発展が「スフィンクス・シリーズ」 のはじまりだ。設計図に偶然が重なり、のちの彫刻の方向性を決定づける。この逸脱の表れに、身体の生成の萌芽が垣間見えるところが舟越のドローイングの興味深い点だろう。
舟越 桂(ふなこし かつら)
昭和26(1951)岩手~ 彫刻家。父は舟越保武。東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。第43回ヴェネツィア・ビエンナーレへの出品以来、その内省的な眼差しを持った肖似性の高い作品が、国内外で高い評価を得る。初期では、楠材に着彩を施し、大理石の玉眼を嵌めた着衣の人物胸像・半身像を特徴としていたが、1990年代以降、人間の身体を変形させた作品や、半人半獣の作品を制作。2000年代以降は、西洋彫刻の観念を取り入れ、裸体彫刻も手掛けるようになる。第18回平櫛田中賞受賞、第33回中原悌二郎賞受賞。
最新カタログ
カタログ誌
秋華洞
Vol.77
2024「冬号」
美術館とは ひと味ちがう、自分だけの「お気に入り」を探してみてください。
最新カタログのご請求