「DR1901」
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サイズ50.7×33.0(61.9×43.7)cm
素材紙に木炭(白チョーク)
備考額装
画中にサイン
平成30年作
作品番号A2-98-170
作品解説
舟越は2005年から、人間と動物との混交像「スフィンクス・シリーズ」を手がけている。神殿の守護者、死を見守る存在として知られる半人半獣だが、舟越のそれは男性の身体に女性的特徴がちりばめられた性別をも超越した存在として描かれる。長い首に支えられた頭蓋は二重まぶたや小ぶりな口元など女性的なパーツで構成されるが、木炭に沈む巨大な鼻や後頭部の突起物が人知を超えた存在であることを明示し神秘的な画面となっている。
舟越 桂(ふなこし かつら)
昭和26(1951)岩手~ 彫刻家。父は舟越保武。東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。第43回ヴェネツィア・ビエンナーレへの出品以来、その内省的な眼差しを持った肖似性の高い作品が、国内外で高い評価を得る。初期では、楠材に着彩を施し、大理石の玉眼を嵌めた着衣の人物胸像・半身像を特徴としていたが、1990年代以降、人間の身体を変形させた作品や、半人半獣の作品を制作。2000年代以降は、西洋彫刻の観念を取り入れ、裸体彫刻も手掛けるようになる。第18回平櫛田中賞受賞、第33回中原悌二郎賞受賞。
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