「海辺山水図」
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サイズ102.5×35.6(190.3×48.9)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
長澤芦鳳箱
少々シミ
作品番号A2-99-285
作品解説
「長澤」「魚」の白文連印がみられることから、芦雪の才能が花開き、最も多彩で代表的な時期と語られる南紀旅行後から晩年までの作と考えられる。対比による鋭敏なまでのモチーフの表現を得意とする芦雪。本作では遠景に海岸を望む鄙びた農村を配し、近景には小川を渡す一本橋の上で、何か物言いたげな牧童と老父とが寄り添うようにすれ違う一瞬を描く。ここには時に洒落性とも評される画家の妙が窺えよう。
長沢芦雪(ながさわろせつ)
宝暦4(1754)丹波~寛政11(1799)大阪 江戸期の絵師。別号千洲、漁者、千緝など。円山応挙に師事。自由奔放な筆致と奇抜な構図を駆使し、愛らしい動物からグロテスクな山姥など画題を選ばず独自の表現を展開する。近年では「奇想の画家」として知られる。
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