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「DR2107」
作品解説
本作の頭蓋に生える教会や木々のモチーフは《私は街を飛ぶ》(2022、ブロンズ、丸の内ストリートギャラリー)にも見受けられる特徴的な形状である。舟越にとって全てのデッサン、ドローイングは彫刻のための設計図であり、 想像力によって、モデルの頭が一つの小さな天体と化す。「何かを表わすには何かの形をとるしかないわけで、大げさに言えばひとりの人間の姿を通してでも、この世界の成り立ちというか宇宙のようなものを表現できるんじゃないか」すでに20年前から舟越はそう語っている。
舟越 桂(ふなこし かつら)
昭和26(1951)岩手~ 彫刻家。父は舟越保武。東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。第43回ヴェネツィア・ビエンナーレへの出品以来、その内省的な眼差しを持った肖似性の高い作品が、国内外で高い評価を得る。初期では、楠材に着彩を施し、大理石の玉眼を嵌めた着衣の人物胸像・半身像を特徴としていたが、1990年代以降、人間の身体を変形させた作品や、半人半獣の作品を制作。2000年代以降は、西洋彫刻の観念を取り入れ、裸体彫刻も手掛けるようになる。第18回平櫛田中賞受賞、第33回中原悌二郎賞受賞。
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