「花火」
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サイズ20.1×15.2(36.6×32.0)cm
素材キャンバスに油彩
備考額装
画中にサイン
香月泰男鑑定登録会鑑定書
昭和45年作
本体SM号
作品番号A2-99-238
作品解説
1972年、香月は「赤いものは赤く描こう。赤いものを無理に黒く描くこともあるまい。そう思って近作に色を使いだした」と語った。本作においても、凹凸の厚みを増した黒いマチエールによって黄・緑・赤の絵具が際立ち、刹那的な精彩を放つ。夜空に鮮やかに咲く花火は、シベリア・シリーズで確立した深みのある黒色と想像力を喚起する余白を基調としながら、晩年に希求した新たな色彩表現を存分に発揮している。
香月 泰男(かづき やすお)
かづき・やすお 明治44(1911)山口~昭和49(1974) 洋画家。東京美術学校(現:東京芸術大学)在学中から国画会に出品、同人となる。昭和18年に召集され満州へ。捕虜としてシベリアに抑留され同22年に復員、この体験が「シベリア・シリーズ」の原点となった。日本芸術大賞受賞、新文展特選。
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Vol.77
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