「プラネタリウム」
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サイズ71.5×90.0(88.5×107.0)cm
素材キャンバスに油彩
備考額装
画中にサイン、キャンバス裏にサイン
本体30号
作品番号A2-99-257
作品解説
二輪咲きの百合だろうか、盛りの花と、膨らんだ蕾をつけた植物を手に、こちらを見つめる清らかな乙女。背後には、右手で剣を振りかざし左手にメデューサの首を掴んだ英雄ペルセウス、鎖につながれたアンドロメダ王女の姿、うお座といった秋の星座が、漆黒の凹凸となって描かれている。巧みに抑制された色彩構成により、画中は榎作品らしい静謐さを湛え、観者を幻想へといざなう。乙女は星座と一体となり、宇宙の真理を内包した神話の世界へと溶け込んでいくようだ。
榎俊幸(えのきとしゆき)
昭和36(1961)東京~ 画家。東京芸術大学大学院デザイン専攻修士課程修了後、同大学研究生修了。修練時代は写実表現について学んだが、作品制作を通じて次第に深層心理の表現を探究するようになる。岩絵具にアクリルや油彩を混合した現代的な技法で、東西の神話など古典的な題材を多く手掛ける。日本美術家連盟会員。
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