「旅」
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サイズ27.5×24.2(45.5×42.3)cm
素材紙に墨、彩色
備考額装
篠田桃紅鑑定委員会登録証書
作品番号A2-95-465
作品解説
桃紅は、墨の抽象性を深めるのに役立つ具体的なものに「色」を挙げているが、本作では炎に焼かれたように玉虫色に発光する「旅」の一字が濃淡の墨色に溶け合い、画中に幽玄の奥行きをもたらしている 。「墨の中にあらゆる色を見る」という桃紅。色と呼応した墨色世界は無尽に広がりゆき、その探求の「旅」へと観者を誘うのだ。
篠田 桃紅(しのだ とうこう)
大正2(1913)~令和3(2021) 書家、美術家。本名、満洲子。ほぼ独学で書を学び、伝統的な書道から戦後は前衛的な墨象に移行する。昭和30年代に欧米に滞在し、各地で個展を開催を重ねる。「墨象」と呼ばれる水墨の抽象画が高い評価を得る。代表作に東京芝増上寺の壁画など。文章も能くし、同55年『墨いろ』で日本エッセイスト・クラブ賞。著書に『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』など多数。
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