アートコレクター入門 銀座老舗画廊の主人と学ぶ特別教室
この度、弊社代表 田中千秋による著書『アートコレクター入門  銀座老舗画廊の主人と学ぶ特別教室』を平凡社より出版いたします。

銀座の画廊主人による対話形式のコレクター入門書。
古美術、近代美術から現代アートまで、アートに興味を持つ人すべてに贈るコレクションの手引書です。

全国書店、Amazonなどでお求め下さい。弊社でも販売いたします。
価格本体3,300+税
出版社平凡社
発売日2024-03-08

「人はなぜアートを買うのだろう?」
家業である「美術商」に、人生の中途から関わることになった私にとっては謎でした。父や祖父の仕事を通して、アートを買う人がある程度いて、お金が動いていることは、なんとなく知ってはいましたが、本当のところは、どういうことなのか、最初はとても不思議でした。本書では、自分自身が20年余りアートの売買にたずさわってきて、見えてきた所をお伝えしました。本書は「アートコレクション」の入門書ですが、形式は「アート講座」の小説仕立てになっています。「アートなんて自分の人生に関係ない」と思っていた主人公・栗田が、私塾のような「アート講座」をきっかけに、立派なアートコレクターに成長する物語を通して、アートが難しい、わからない、と思う人でも「面白い」と思ってもらうようにするのが、おもな狙いです。
ですが、「講座で学ぶ生徒達の物語」にした目的はもうひとつあります。
それは「学ぶ」ことの楽しさを伝えたい、という事です。

 

【目次】
1限目 アートの最新事情 世界の大きな流れを掴もう
2限目 アートと”美”
3限目 文字のアート 「書」について考える
4限目 アートの値段 どのように決まっているのか?
5限目 アートと税金
6限目 アートとジャンル どんなものを集めればいい?
7限目 アートの買い方 どこで見て、どこで買うのか?
8限目 「アートを買う」ということ なぜ人間はアートを買うのか?

田中千秋(たなか ちあき)
1965年京都府生まれ。画廊「秋華洞」社長。東京大学理科一類入学、文学部心理学科卒。その後、自主映画制作、農業、システムエンジニアを経て、家業である美術商になる。2003年、「株式会社秋華洞」を設立。平安から江戸に至る日本の書画・古美術、浮世絵、骨董、明治・大正から昭和期にかけての日本絵画、工芸、そして現代作家まで幅広く美術品の売買に携わっている。美術商交友会理事長、全美連理事、国際浮世絵学会理事。