「百合と女」
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サイズ29.0×23.0(34.5×34.5)cm
素材紙に鉛筆、水彩
備考額装
都鳥成一鑑題シール
浅井忠・黙語会編『黙語図案集』(芸艸堂、明治41年)所収
少々ヤケ
作品番号A2-95-308
キーワード美人画花・植物
作品解説
柔らかな風に髪を揺らす、優雅な佳人。白百合は満開に咲き誇り、まるで丸窓からその豊かな香りが広がってくるかのようである。団扇で隠された口許や、彼方を見つめる視線からは、乙女の心情までも意識させられる。明治35年にフランスから帰国した浅井は、アール・ヌーヴォーと、やまと絵や琳派に見られる装飾的な線や配色とを融合させ、斬新な図案を生み出した。調和した色彩と線描、大胆な背景構成によって、独自の洒脱な画面が達成された一作である。
浅井 忠(あさい ちゅう)
安政3(1856)~明治40(1907) 洋画家。彰技堂にて国沢新九郎に洋画を学び、後に工部美術学校に入学し、フォンタネージの薫陶を受ける。小山正太郎らと共に同校を退学し、十一会を結成する。師の画風を受継いだ、脂色を主調とする静穏な風景画を描いた。また、明治美術会の結成に参加し、《春畝》《収穫》を同会に発表した。渡仏中は油彩の代表作のほか、多くの水彩画を制作している。帰国後、聖護院洋画研究所を開設。また関西美術院の創設にも加り、指導者として京都の洋画壇の発展にも尽くした。東京美術学校教授。京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)教授。
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