「秋」
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サイズ78.1×102.7(103.2×128.3)cm
素材紙本着色
備考額装
落款・印
大東南宗院の創立招待出品作(昭和16年)、奈良県立美術館の添状付属
昭和16年頃作
シミ、ヤケ、額に小傷
作品番号A2-95-292
キーワード風景
作品解説
本作品は、戦時に不染鉄が疎開させる品々などを描き留めた手控帖に記録される、昭和16年大東南宗院の創立にあたっての招待出品作と目されており、非常に貴重な一品である。手控帖によれば西ノ京にある「山の小屋」にて八割方描き、東京にて仕上げたものであるという。画業の前半期から繰り返し描かれた、田園地帯に民家が並ぶ「奈良の稲の稔る秋」の景色には、全体に様々な濃淡でこがね色が付され、眩しくも優しい郷愁が漂う。
不染 鉄(ふせん てつ)
明治24(1891)~昭和51(1976) 日本画家。本名は哲治、のち哲爾。別号に鉄二。山田敬中に師事し、日本美術院研究会員となる。その後、京都市立絵画専門学校(現:京都市立芸術大学)に入学し、上村松篁と親交を深める。在学中に第一回帝展にて初入選を果たし、首席卒業後も帝展で活躍した。精緻な描写と、古本に学んだ大和絵の画法とを融合させた画風で知られる。戦後は、正強高等学校(現・奈良大学附属高等学校)の校長を務め、画壇から離れたものの、海や寺院などを題材に郷愁漂う風景画を制作した。
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秋華洞
Vol.70
2022「秋号」
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