「パイプ持つ男」
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サイズ14.2×21.5(33.4×40.4)cm
素材キャンバスに油彩
備考額装
画中にサイン
『画家・牧野邦夫』(ギャラリー風、平成元年)、『牧野邦夫画集─写実の精髄』(求龍堂、平成25年)所収
昭和48年作
本体1号
作品番号A2-94-215
作品解説
70年代初頭は、個展やテレビ出演が増え、「リアリスムに徹する画家」として牧野の名が世に出始めた時期にあたる。その画風に巨大な影響を与えたのは北方の画家達であったが、牧野は彼らから写実表現と同時に幻想趣味をも学んでいた。本作でも、男の持つパイプから出た煙が渦巻き、女性の横顔を象るかのように浮かび上がる表現には、その一端が垣間見えるだろう。これにより、画面内の現実と幻想の境界はいよいよ曖昧となり、本作品はシンプルな構図にもかかわらず、神秘的な奥行きと物語性を持つに至っている。
牧野 邦夫(まきの くにお)
大正14(1925)東京~昭和61(1986)
川端画学校を経て、東京美術学校(現:東京芸術大学)油画科に入学し、伊原宇三郎、安井曾太郎に師事する。レンブラントに私淑し、卓越した描画技術で濃密な人物画を描く。後年は特に幻想性の強い作品を制作した。美術団体に所属せず、生前の知名度は高くなかったが、近年その高度な描写力が再評価され、注目が集まっている。
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