「初音」
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サイズ26.9×23.6(53.4×50.3)cm
素材紙本着色
備考額装
落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定書
作品番号A2-94-601
キーワード美人画
作品解説
指先を口許に寄せ、彼方を見上げるうら若い女性。ちらと覗く上向きの人差し指、僅かに上がった目尻などによって、一瞬の可憐な仕草が見事に捉えられています。筆致の速さや線の抑揚によって、着物や肌の質感を描き分ける表現は、大正期に習熟した木版画によって会得したものでしょう。羽織や簪に表された梅は、鶯の初鳴きが知らせる春の訪れを予感させます。
伊東 深水(いとう しんすい)
いとう・しんすい 明治31(1898)東京~昭和47(1972)東京 日本画家。
本名一。中山秋湖、鏑木清方に師事。美人画において浮世絵の伝統のもとに現代風俗を主題とした新しい画境を築いた。帝展・新文展・日展審査員、日本芸術院会員。帝展特選、日本芸術院賞受賞。
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