公益財団法人平野美術館にて、チン・ペイイ(陳珮怡 CHEN Pei Yi, 1984年台湾生まれ)の日本国内の美術館では初となる個展が開催されます。国内外から集めた約30点に加え、本展で初公開となる新作を展観いたします。

チン・ペイイは、猫を主題に、日常の観察と伝統的な絵画技法を結びつけた作品を制作しています。岩絵具や膠を用いる膠彩画の技法を基盤とし、毛並みや絨毯の質感など対象の細部を緻密に描き出すことで、身近な情景に固有の時間性と存在感を与えています。日本画や美術史、歴史的絵画、染織文化から得た視覚的要素を取り入れながら、古典的な表現と現代の日常風景を接続し、普遍的な物語性をもつイメージへと展開しています。
公益財団法人平野美術館にて、チン・ペイイ(陳珮怡 CHEN Pei Yi, 1984年台湾生まれ)の日本国内の美術館では初となる個展が開催されます。国内外から集めた約30点に加え、本展で初公開となる新作を展観いたします。

チン・ペイイは、猫を主題に、日常の観察と伝統的な絵画技法を結びつけた作品を制作しています。岩絵具や膠を用いる膠彩画の技法を基盤とし、毛並みや絨毯の質感など対象の細部を緻密に描き出すことで、身近な情景に固有の時間性と存在感を与えています。日本画や美術史、歴史的絵画、染織文化から得た視覚的要素を取り入れながら、古典的な表現と現代の日常風景を接続し、普遍的な物語性をもつイメージへと展開しています。
展覧会情報
展覧会特別展「猫さえいれば チン・ペイイ(陳珮怡)展」
会期2026年10月31日(土)〜12月20日(日)
会場公益財団法人平野美術館(静岡県浜松市中央区元浜町166番地)
時間午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
備考休館日|月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜日に休館)
観覧料|大人800円、中高生300円、小学生200円(20名以上は団体割引2割引)
※土曜・日曜・祝日に限り高校生まで無料

特別展「猫さえいれば チン・ペイイ(陳珮怡)展」

 

1. 趣  旨

チン・ペイイ(陳珮怡 CHEN Pei Yi)は、1984年台湾生まれ。2011年に東海大学大学院美術研究専攻(台湾)を修了。在学中より台湾で数々の展覧会に出品し、2017年からは日本でも作品を発表しています。日本と台湾の双方で高い評価を得ながら、着実に活動の幅を広げています。

チン・ペイイは、岩絵具や膠を用いる膠彩(こうさい)画の技法を基盤に、身近な存在である猫や室内の情景を描いています。作品に登場する猫たちは、チン・ペイイと暮らす猫たちをモデルとしています。その自然な仕草や表情からは、日々の生活をともにするなかで育まれた深い信頼関係が感じられます。また、細やかな筆致によって描き出される毛並みは、柔らかさや温もりまで伝わるような質感を備えています。その姿には、単なる愛らしさだけではなく、人間の感情や社会を映し出すようなユーモアや機知も込められています。

また、猫とともに繰り返し描かれる絨毯は、チン・ペイイにとって「安心感を象徴するもの」です。岩絵具の盛り上げなどの技法を用いて緻密に表現された絨毯の質感は、画面に奥行きと豊かな触覚性をもたらし、穏やかな室内空間へと鑑賞者を誘います。こうした身近なモチーフを丁寧に見つめながら、チン・ペイイは、日本画をはじめとする東洋の絵画表現や歴史的な美術、染織文化などから得た視覚的要素に加え、西洋絵画にみられる立体感や質感、東洋古典絵画の表現など、多様な美意識を一つの画面の中に調和させることで、独自の表現へと発展させています。古典的な技法や文化的背景を踏まえながら、現代の日常風景と結びつけることで、伝統と現代、台湾と日本、さらには異なる文化や時代をつなぐ豊かなイメージを生み出しています。

本展は、日本国内の美術館では初となるチン・ペイイの個展です。国内外から集めた約30点に加え、本展のために制作された新作も紹介します。猫たちと過ごす日常のひとときを見つめ、繊細な筆致と豊かな質感によって描き出された作品の数々を通して、穏やかで親密な時間をご高覧いただければ幸いです。

 

2. 会   期 2026年10月31日(土)~12月20日(日)

3. 休 館 日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日休み)

4. 開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

5. 主   催 公益財団法人平野美術館、株式会社秋華洞

6. 共   催 静岡新聞・静岡放送

7. 後   援 浜松市

8. 監   修 田中千秋氏(株式会社秋華洞 代表取締役社長)

9. 特別協賛 株式会社平野興産

10. 観 覧 料 大人800円、中高生300円、小学生200円(20名以上は団体割引2割引)※土日祝に限り高校生まで無料

 

[連 絡 先]

平野美術館 担当/副館長:杉山知太郎

〒430‐0942 静岡県浜松市中央区元浜町166番地

TEL:053-474-0811

FAX:053-412-1808

URL:www.hirano-museum.jp

MAIL:info@hirano-museum.jp

陳 珮怡
台湾生まれ。2011年東海大学大学院美術研究専攻修了。 膠彩で人物と猫を描く台湾の画家、チン・ぺイイは以前から池永康晟が「日本画技法で猫を描く」画家として注目してきた。2017年の池永との二人展で猫の絵は完売。今、最も話題の「猫描き」である。2018年「陳珮怡画集 猫さえいれば」刊行。2021年の個展が日本での3回目の個展開催。