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「赤呉須 鉢 海老文」
作品解説
深みのある赤呉須。釉垂れが重なり合う、奥行ある濃淡が独特です。 見込みの口部には、一息に引かれた清々しい線が走ります。底に待ち構えるのは、魯山人が好んで描いた手長海老です。長寿を象徴する海老は、両手を掲げて鉢から躍り出るかのように生き生きとしています。濃密な赤呉須とみずみずしい染付の対比が印象的な、めでたく品格高い一作です。
北大路 魯山人(きたおおじ ろさんじん)
明治16(1883)京都~昭和34(1959)神奈川 陶芸家、書家、美食家、料理家。初め書家として名声を博す。料理や骨董にも興味を持ち、大正8年東京に骨董店「大雅堂芸術店」を開店、やがて作陶も始める。特定の師を持つことなく、独自の鑑賞眼を以て古美術品から学んだ技と精神を土台に、独創的な作品を生み出した。人間国宝候補は辞退。
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