2007-10-12日本美術そうだったのか通信
Vol.137 秋の味

□■ 『日本美術そうだったのか通信』Vol.137 秋の味 ■□

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もくじ
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・ご挨拶
・これが見所!カタログ11!
・展覧会1000本ノック〜4本目〜
・東美特別展
・ネットで愉しむ秋華洞<新着作品>

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■□■ご挨拶■□■

日増しに秋の深まりを感じる今日この頃です。
そろそろ秋本番、芸術の秋、食欲の秋!

秋華洞にも、美味しそうな秋の味がありました。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/yo/A07-0500.html

秋を味わいたい方は、是非秋華洞まで足をお運び下さいませ!

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■□■これが見所!カタログ11□■□

前回のメルマガで、今回のカタログでは女流作家の作品を数点取り上げてい
ますとお知らせしましたが、その一点が安田育代『女 ‐椿‐』です。

母と子の愛情、あたたかな温もりに満ちた絵を多く描くのが安田育代ですが、
この作品では、その対極にあるような、鮮烈な華やかさ、鋭く強い印象をあ
たえる女性像を描いています。

この作品のポイントは”赤”です。女性の着ている真っ赤な衣裳と足元の真
っ赤な椿とが呼応しており、見る者の視線を画面に引き付けます。

そして、この作品を見たら、女性の凛とした意志の強さ、微塵の媚も含まな
いような視線に誰もが釘付けになってしまうでしょう。

カタログ11をまだご覧になっていないあなた!是非御請求くださいませ。

カタログ請求はこちら→https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/index.cgi

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■□■展覧会1000本ノック!■□■

千本ノック4本目!

10月10日「BIONBO/屏風 日本の美」サントリー美術館 10月21日まで!
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/07vol03biombo/index.html

春に東京ミッドタウンに移って以来、これが3つ目の特別展となるサントリー
美術館、開館記念展と銘打った中でも、これが一つの大きなヤマとなる展覧
会です。かねてから日経新聞の「美の美」でも取り上げ、話題となっていま
す。

この展覧会の最も画期的なところは、屏風のさまざまな“用途”を明確にし
た点です。例えば幕末京都の絵師、原在中の「白絵屏風」は、鶴の図を胡粉
の白だけで描いた特異な作品です。これ、古い絵巻物を見ていると、高貴な
人の出産の際にこうした白絵屏風を立てるという風習があったことが分かる
のですが、いざその現物を見ると・・・何とも感慨深い思いがします。この
屏風は絵の方もすっごくかっこいい!

ほかには、江戸時代、日本と唯一正式な国交をもった朝鮮王朝への贈答用屏
風とか、オランダのライデン国立民族学博物館所蔵の(ちなみにこのライデ
ン博物館の日本関係のコレクションは、かの有名なシーボルトのコレクショ
ンです)、安政3年にオランダから贈られた蒸気船の返礼として奥絵師たちに
描かせた、一連の贈呈屏風群などが展示されます。このライデンの一連の屏
風は目玉でしょう。幕府お抱えの奥絵師としての“お仕事”がいかなるもの
だったか、その一端がよく分かります。

他にも一連のいわゆる“南蛮屏風”は、現物を見れば見るほどやはり不思議。
もともとはどこかの襖絵であったものがいくつかの屏風に仕立てられ、それ
らが世界各地に散らばってしまったものを、一同に集めて、襖絵の状態を再
現するセクションなどは、もう圧巻の一言です。

「屏風」というものは、やはりどうやら単なる調度としての用途を超えた、
特別な意味を持つものであったようです。この展覧会は、さらなる謎を提示
してくれます。

約50日間の期間中、展示替えの区分がなんと7回もあります。というわけで、
一度行った方でも、もう一度行くと展示ががらりと変わっているはずですよ!

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■□■東美特別展□■□

先週、東京美術倶楽部にて『東美特別展』が開催されました。

名高い画廊が次々と連なり、ミュージアムピースの作品もごろごろ・・。
作品に驚くだけではなく、格式高い画廊のそれぞれの特色が伝わってくる、
これこそ『東美特別展』といった風格ある展覧会でした。

オンラインでも楽しめるようですので、是非ご覧になってみてください。

http://www.toobi.co.jp/event/spe_2007_2.html

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■□■新着情報■□■

今週は書を中心にアップしました!
お楽しみ下さいませ。

□高橋泥舟『一行書』
勢いのまま、さながら風を切るかのような、筆運びが気持ちよい。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/shoga/TAKAHASHI_DEISYU/A07-0261.html

□大田垣蓮月 『短歌:草の名の 思ひの果ては…』
金彩の料紙に相応しい情熱的な歌ではないでしょうか。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/kohitsu/OTAGAKI_RENGETSU/A07-0424.html

□小川千甕 『仁者 寿』
滲みと掠れ、動と静の二面が混在しているかのような作品です。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/OGAWA_SENYO/A07-0184.html

□楠瓊州 『夜来寒気』
筆遣いは奔放そのもので、それでいて写実的な空気感まで描き出されている作品です。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/KUSUNOKI_KEISHU/A07-0251.html

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■□■ご感想をお待ちしております!■□■

最後までお読みいただき有難うございました。
秋華洞メルマガ編集担当、桑田郁子、中島洋平がお送りいたしました。

みなさまからの感想をお待ちしています。
このメールへの返信、あるいは「お問い合わせフォーム」、あるいはカタロ
グ添付のハガキ、FAX連絡用紙、お電話などでも結構です。

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弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
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その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。

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