2007-10-04日本美術そうだったのか通信
Vol.136 屏風初展示

□■ 『日本美術そうだったのか通信』Vol.136 屏風初展示■□

発行 株式会社 秋華洞http://aojc.co.jp/
おんらいんぎゃらりい秋華洞http://www.syukado.jp/

————————————————————
※配信メールアドレスの登録、変更、解除は下記リンクへ
http://www.syukado.jp/sodatta/kaijo.html
※バックナンバーはこちら
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html
解除できない場合は、経由しているメールスタンドをご確認下さい。
(まぐまぐ、メルマで登録されている方は上記リンクの中にそれぞれの
メールスタンドの案内がございます。)
————————————————————
<本マガジンの説明>日本美術の鑑賞界のホットニュース、古今国内東西の
作家のエピソード、美術業界裏話など、日本美術をより楽しむための情報を
お届けします。秋華洞提供。
————————————————————

■□■□■□■□■□■□■
もくじ
—————–
・ご挨拶
・これが見所!カタログ11!
・展覧会1000本ノック〜3本目〜
・丁稚ログ
・ネットで愉しむ秋華洞<新着作品>

■□■□■□■□■□■□■

■□■ご挨拶■□■

ぐぐっと寒くなり、一気に空は秋色をおびてきました。
秋を向かえ、秋華洞は展示を総入れ替えし、新入荷した屏風を初展示してお
ります。銀座にお越しの際は、是非遊びに来てくださいませ。

スタッフ一同お待ちしております。

新しい展示はこちらです → http://www.syukado.jp/jp/gallery/

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■これが見所!カタログ11□■□

今回のカタログには、女流画家の作品を何点かご紹介しております。
その内の一点が、生田花朝の『いなり祭り』です。

稲荷祭りは子供のお祭りで、かつてこの日は、子供達が寺子屋に通いだす日
でもあったそうです。

大正〜昭和期にかけて活躍した生田花朝は、独特のバランス感覚を持った線描
で「いなり祭り」を描いてます。

子供達が太鼓を叩いて練り歩く姿からは、楽しさやめでたさが伝わってきて、
見ていると太鼓の音が聞こえてきそうな一品です。

今回は、その他にも女流画家の作品をご紹介しております。
まだご覧になってない方は是非ご覧になってみて下さい。

カタログ請求 → https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/index.cgi

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■展覧会1000本ノック!〜三本目〜■□■

山種美術館にて、川合玉堂展が開催中です。

http://www.yamatane-museum.or.jp/exh_current.html

川合玉堂は弊社でもしばしば取り扱っている作家です。四条派の望月玉泉、
狩野派直系の橋本雅邦という二人に師事し、伝統的な筆法をみっちり身につ
けた上で、写実に基づいた新しい日本画の一側面を切り開いた作家です。四
条派が元にあるので、墨線の味を非常に大切にし、なおかつその写実的な空
気感溢れる風景画には、根強いファンの方が多い。近代日本画家としてひと
つの理想型を示している一人だと思います。

奥多摩に移り住みアトリエを構え、その近くにあった水車が描きこまれてい
る、という風景画の印刷画やポスターが、美術館でよく売られているのを見
かけます。そう、根強いファンの方のツボもそうした風景画、わたしたちの
一般的なイメージも風景画です。展覧会でも多く出展されてります。

その中で一つ異色を放っている絵があります。「虎図」です。意外でしたが、
墨だけの、ものすごく迫力ある虎。体躯の輪郭線をスーッととって、毛描き
をせず、太い刷毛で筋肉を描いた感じ。要するに、体がレントゲン写真のよ
うに透けていて、そこに筋肉を描く(しかも全て刷毛一筆!)事で、動きを表
現している。大変躍動的です。これもまた、写生を重んじた玉堂ならではの
ものでしょう。

江戸時代に、円山応挙などが試した人物写生法は、衣の上から体の線を描い
て、衣の中の実際の動きを学ぶという方法でしたが、それに近い気がしまし
た。 当時も、玉堂の虎というのは噂を呼んで、結構話題になったのだそう
です。誰のものでも、虎図は逸話がくっつことが多いなと、改めて感じまし
た。

それがどういう逸話かも含め、秋の千鳥ヶ淵にダッシュして確かめてきてく
ださい!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■丁稚ログ □■□

先週『展覧会1000本ノック』でも取り上げた、板橋区立美術館「谷文晁とそ
の一門展」ですが、弊社社長の『丁稚ログ』でも取り上げております。弊社
社長の丁稚ログでは、美術業界から政治に至まで、幅広い話題の内容で更新して
おります。ご感想もお待ちしております!

丁稚ログはこちら → http://blog.livedoor.jp/syukado/

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■新着情報■□■

今週のアップ作品です。トップページからも画像が見られる様になりました。
新しくなったトップページも是非ご覧になってくださいませ。

おんらいんぎゃらりい秋華洞
→ http://www.syukado.jp/index.html

□ 藤井勉 『佳』
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/yo_g/FUJII_TSUTOMU/A07-0496.html

□根上富治『紅梅白梅に双鶴』
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/NEAGARI_TOMIJI/A07-0501.html

□谷口香キョウ(山喬)『義家越勿未関図』
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/TANIGUCHI_KOKYO/A07-0503.html

□河本正 『早春』
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/yo_g/KAWAMOTO_TADASHI/A07-0505.html

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■ご感想をお待ちしております!■□■

最後までお読みいただき有難うございました。
秋華洞メルマガ編集担当、桑田郁子、中島洋平がお送りいたしました。

みなさまからの感想をお待ちしています。
このメールへの返信、あるいは「お問い合わせフォーム」、あるいはカタロ
グ添付のハガキ、FAX連絡用紙、お電話などでも結構です。

☆☆秋華洞に感想でもと思ってくださった方はこちらへ☆☆
「秋華洞お問い合わせフォーム」をご利用ください
https://www.syukado.jp/jp/support/contact/index.cgi

次号もお楽しみに!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

美術品無料査定・買取致します。
秋華洞 高価買取はこちらです。
http://aojc.co.jp/buy/
buy@aojc.co.jp
フリーダイヤル 0120-126-510 (イツモコットウ)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

★★「おんらいんぎゃらりい秋華洞」美しい展示が好評です!
http://www.syukado.jp/
☆★「秋華洞・丁稚ログ」丁稚兼社長・新米美術商の赤裸々な日々
http://blog.livedoor.jp/syukado/
☆☆「秋華洞・スタッフログ」ほぼ毎日更新中!
http://blog.livedoor.jp/syukado_staff/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行 株式会社 秋華洞
http://aojc.co.jp/  TEL 03-3569-3620
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F
代表取締役 田中自知郎・田中千秋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
秋華洞のご案内

主に日本の美術品・古美術品を中心に、幅広く取り扱っております。

近代絵画・現代絵画を軸とし、さらに、鎌倉・室町時代より、現代に至る
まで、あらゆる分野で活躍した画家・高僧・武将・文人・歌人・俳人の手に
よる絵画・書蹟、時代屏風、絵巻、古文書、古写本、古版本、稀覯本(きこ
うぼん)を専門とし、その他、彫刻、工芸品、茶道具など、多岐にわたって
対応致します。

弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。

(代表プロフィールは↓)
http://aojc.co.jp/corp/profile/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ご意見、お問い合わせは、→ info@aojc.co.jp
(またはこのメールへご返信下さい!)
◎バックナンバーはこちら →
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html

◎秋華洞自社配信分【日本美術そうだったのか通信】の
マガジン登録、解除→
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html

まぐまぐ《日本美術そうだったのか通信》の登録・解除→
http://www.mag2.com/m/0000138331.htm
melma<日本美術そうだったのか通信>の登録・解除→
http://www.melma.com/backnumber_124770/
※melma!配信分は件名が<日本美術そうだったのか通信>となっています。

※※まぐまぐ配信で登録された方は、まぐまぐでの解除をお願いします。
自社配信登録解除URLでは、まぐまぐ配信分の「解除」は行えません。