2020-03-26日本美術そうだったのか通信
◆臨時号◆『奇想・快想』展、会期終了間近!
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日本美術のホットニュース、業界裏話など、日本美術をより楽しむための情報を
お届けします。株式会社秋華洞提供。————————————————————————–
■今週の「そうだったのか!」━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……..
◆臨時号◆『奇想・快想』展、会期終了間近!
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まずは◆営業時間変更のお知らせ◆2020年4月12日まで 新型コロナウイルス流行拡大のため
営業時間が下記の通り変更になります。
月~土 11:00~17:00
日曜・祝日 定休
展覧会企画中は無休となります。
ご不便をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。————————————————————————–
◆『奇想・快想』展のご案内◆

アートフェア東京で出品予定でした
鈴木博雄、上根拓馬、服部しほり、Di Qingの新作を展示中の
『奇想・快想』展 29日(日)までです。
昨日の小池東京都知事の会見による、「土日も不要不急の外出の自粛」を受け、
是非ご来廊くださいとは言い難いのですが、ギャラリーは両日とも開店しております。
お越しいただけましたら、幸甚でございます。

会場:ぎゃらりい秋華洞
期間:3月29日(日)まで
時間:11:00~17:00 会期中無休

この情況ですのでご来店が難しい方が多いかと思います。
上記弊社のHP内も展示作品をご覧いただけます。

↓↓お電話やメールでの販売お問い合わせも受付けておりますので、
どうぞお気軽にご連絡くださいませ。↓↓
https://www.syukado.jp/exhibition/kiso-kaiso/

または、オンラインギャラリーモール「Art Scenes」内にて
AFT2020スピンアウト企画
「AFT Art Hunting」に出店しておりますのでこちらを御覧ください↓
https://hunting.artfairtokyo.com

「Art Scenes」内秋華洞のギャラリーページ↓↓
https://art-scenes.net/ja/galleries/292
こちらのページの「ARTWORK」のタブからご覧くださいませ。

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大胆でときにグロテスクとも言える表現で、アバンギャルドな江戸絵画を
生み出した伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳といった
「奇想の画家」たちの姿に、4人の現代アーティスト、
上根拓馬、鈴木博雄、服部しほり、狄青(ディー チン)の生き様を重ね、
新たな「奇想」、そして胸のすく「快想」の作品群をご案内いたします。
豊潤なアジア、日本美術が芸術性とともに培ってきたエスプリやユーモア、
自由闊達な解釈を、現代に生きる彼らの感性と技術が
いかに体現してゆくのか、どうぞご注目ください。

また、お電話やメールでの販売お問い合わせも受付けておりますので、
どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

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出展作家紹介

◆上根拓馬 (立体インスタレーション作家)
古来より日本文化の中核をなす仏教思想と、土着の自然崇拝。
唯一神ではなく、宇宙を構成する様々な役割を持つあらゆるスピリットを
受け入れ、祈りを捧げてきた日本人。
その対象として、戦後の子供の心を捉えたのはガンダムなど、
強い正義の象徴としてのロボットヒーローである。上根の作品は、
日本の新旧の文化を、現代の日本を表すメタファーとして体現する試みである。
彼のフィギュアはF1の車体に使われるFRP樹脂など多様な新素材が用いられた
近未来的な造形でありながら、時には動物の骨という原始的な「顔」を持つ。
純粋な感動の対象としての新たな仏像群は、日本的なもの、
人類の思想とは何か、という主題を追求している。

本展では「大黒天」のシリーズと、全長190cmの「月天」の像が迫力の
世界観を展開します。

◆鈴木博雄 (日本画家)
浮世絵や江戸絵画に見られる人物図様をこどもや動物に置き換えるなど、
馴染み深い古典的モチーフをどこかほのぼのとした世界観に変容させ、
近世絵画への「読み替え」を図る。時に、その親しみやすさの裏に、
痛快な社会風刺のエスプリやユーモアを潜ませる鈴木の作品は、
伝統的な「見立て」の表現を超えて、観者に「今しか描けない」現代の
日本画の意識を呼び起こす。
さらに近年は、ポップアートと日本画の共生、立体造形など、
新たな表現方法を模索しながら、その世界観をますます拡張している。
保存修復を専攻し、古画研究に裏打ちされた高い専門知識と技術から生み
出される心和む作風が、国内のみならず、海外の美術愛好家をも魅了する。

本展では木彫制作の小島久典と共作の立体造形「雷神像」など幅広い作風の
新作が揃います。

◆服部しほり 日本画家
京都を中心に活躍する服部は、大和絵から狩野派、琳派や浮世絵といった
日本美術の源流とも言うべき絵画表現や技法、情趣を吸収し、
瑞々しい感性を混ぜ合わせて力強く発散する。
「東洋画の真髄は線である」と語り、古典技法を活かした艶やかな鶏図や
墨線の冴える人物像を得意とする服部だが、最も多く描かれるのは自身の
分身とも言う奇妙な「オヤジ」の姿である。
画中で強烈な個性を発揮する彼らは、鬼でも仙人でもなく、
むしろ理想の人間でさえあるという。
その「オヤジ」の姿を通して語りかけるのは、清濁併せ呑む豊潤な世界のあり方。
特異な物語を創造する彼女は、現代の日本画家を牽引する若きホープである。

本展では「上方いろはかるた」に題材を得た作品をご紹介します。
服部さん独自の解釈で描かれる諺の世界をご堪能ください。

◆狄青 Di Qing ディー チン (画家)
古典的な様式美のなか、現代的な物象と幻想が混じり合う。欧米や日本、台湾、
中国を旅してきた彼女が見つけてきたアジア的な「何か」が、
一種のトランス状態に誘うかに見えるSF的で幽玄な世界に定着している。
中国出身のアーティストとして、急速に有名になり、すでにアジアで高い人気を
誇る彼女であるが、日本での紹介は今回が初となる。
大胆にアジア芸術を引用した彼女の絵画は、苛烈な現代アートシーンに果敢に
挑みながらも、同時にどこまでも静謐で湿潤な世界である。
中国の歴史はときに残酷でさえあるが、それが故に穏やかな理想の世界を求め、
千年前に「南宋絵画」が生また。彼女の絵画世界の穏やかさは、
「現代の南宋画」と呼んでもいいだろう。

本展では、不思議にして高貴な人物と、どこか古典的な鳥や動物達が遊ぶ
仙境の如き世界観が、卓越した描画力で表現されています。

外出が難しい時期のご案内となり心苦しくもありますが、
是非この機会に「奇想・快想」展をご高覧いただけますと幸いです。

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