「人形を抱く娘」
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サイズ81.7×31.9(167.3×44.7)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
文化後期~文政前期頃作
作品番号A2-95-525
キーワード美人画
作品解説
やや細くなった眉になだらかな顎のライン、落款の特徴により文化後期から文政初期頃の作と思われる。この頃の英山は、歌麿の影響を受けた初期の画風から転じて、眉の上がった悧発的な容貌と長身美人といった独自のスタイルが人気を博し、その画業の絶頂期であった。英山には母子や母性を主題とした作が少なくないが、この愛おし気に稚児の人形に頬ずりをする娘にも、美人画らしい色気と小さき者への愛情とが同居している。
菊川 英山(きくかわ えいざん)
天明7(1787)江戸~慶応3(1867)上野国 浮世絵師。喜多川歌麿晩年の作風を模した独自の甘美な美人画を制作する。二枚継の掛物絵に全身美人を描く趣向を広めた。
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