「小梅とキクエ 越後瞽女日記より」
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サイズ31.0×23.0(53.5×44.5)cm
素材板に油彩
備考額装
画中にサイン、板裏にサイン
共シール
昭和47年作
本体4号
作品番号A2-95-306
作品解説
斉藤真一が初めて出会った瞽女、杉本キクエ。当時すでに還暦を過ぎた彼女の口から語られた壮絶な人生の物語は、真一が瞽女の世界へとのめり込むきっかけとなった。本作はその取材を通して描かれたキクエとその母・小梅の別離の場面である。キクエは6歳で失明し、7歳で瞽女の養女として送り出されることに決まるが、別れるその時まで、小梅は諦め切れずあらん限りの手を尽くしたという。真っ赤な花々は、視力を失った後もキクエが忘れ得ぬものであった。真一は母子が引き裂かれる悲痛を描き出すとともに、真紅の花に優しい母の温もりを託したのである。
斎藤 真一(さいとう しんいち)
大正11(1922)岡山~平成6(1994)東京 洋画家。東京美術学校(現:東京芸術大学)卒業。津軽地方で三味線を弾き語る瞽女を描いた「瞽女シリーズ」で注目を浴びる。同テーマの随筆が日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど、文筆家としても活躍した。安井賞展佳作賞受賞。
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