「コスチューム」
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サイズ65.3×56.5(159.2×72.2)cm
素材紙にパステル
備考額装
画中にサイン
「小磯良平鑑定委員会」鑑定証
昭和58年頃作
作品番号A2-93-087
作品解説
線を基調とした確実な構成、柔らかく面取りされた陰影、左腕には力強く白が入ってくる。小磯はデッサンをすることが愉しいと云う。なるほどそうでなければこのように活き活きとした作品にはならない。本作は「舞台衣装」のタイトルで知られる油彩の下絵の一つであろう。しかし、このデッサンの価値を展覧会出品作となる油彩画制作のプロセスに限定してしまうことはなんとも勿体無い。それよりも、画家が一生涯夢中になっていた手を動かすことの愉しさ、これを追体験することこそが我々に小磯素描の本質を教えてくれよう。
小磯 良平(こいそ りょうへい)
明治36(1903)兵庫~昭和63(1988)兵庫 洋画家。東京美術学校(現:東京芸術大学)西洋画科を首席で卒業後、フランスに留学。写実に優れ、モダンな感覚で端正な女性像や、市民的な画題を描いた。また、肖像画だけではなく、群像表現も得意とした。在学中に《兄妹》が帝展入選。《T嬢の像》が帝展特選を果たす。東京芸術大学名誉教授。芸術院賞受賞。文化勲章受章。
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