松村咲希 制作コンセプト - Weekend展覧会Vol.2

平面作品が持っている、ある種の錯覚や歪みのような空間性は、現実とのズレとして私たちの感覚を再認識させ、また、新しい景色や感覚へのイマジネーションをも膨らませてくれるように感じています。

松村咲希 制作風景
松村咲希 制作風景
松村咲希_モチーフ、取材旅行、影響を受け た本、好きなものなど
松村咲希_モチーフ、取材旅行、影響を受け た本、好きなものなど

私の作品では、絵を構成する要素をややアンバランスな様子に組み合わせていくことでコラージュ遊びの時に発見するような、いびつで整合性の取れない絵画空間を作っています。

松村咲希2020「combination-lightning」
松村咲希2020「combination-lightning」
松村咲希2020「combination-lightning」
松村咲希2020「combination-lightning」

また、絵画技法に対しても同様にペインティング、シルクスクリーン、スプレーワーク、などを混合して使用しています。

松村咲希_制作風景
松村咲希_制作風景
松村咲希_制作風景
松村咲希_制作風景

こういったズレや組み合わせの妙を追っていくような制作を通して、私自身が世界を感じる認識や感覚を遊びのように楽しんでいるのだと思います。(松村咲希)

【制作に使う道具】

アクリル系スプレー、絵具メーカーから出ているものを愛用しています。最近、色面をスプレーで塗る事が多くなりました。筆をあまり使いたくないのだと思います。

アクリル絵具、主に下地とフィニッシュには、堅牢なホルベインを使っています。
アクリル絵具、主に下地とフィニッシュには、堅牢なホルベインを使っています。
自分で使いやすい塩梅に調合したメディウムと色をラップで包んで保存しています。 スプレーの際にマスキングテープが欠かせません。これは車両塗装用のもので、手で自由にちぎることが出来るのが気に入っています。
自分で使いやすい塩梅に調合したメディウムと色をラップで包んで保存しています。 スプレーの際にマスキングテープが欠かせません。これは車両塗装用のもので、手で自由にちぎることが出来るのが気に入っています。