2012-07-13日本美術そうだったのか通信
Vol.299 画廊ウラ話?カタログ最新号編?

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お届けします。株式会社秋華洞提供。
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■今週の「そうだったのか!」━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

おまたせしました、カタログ最新号『Vol.32 夏』、7月の中旬~下旬には皆さ
まのお手元に届きます。

まだ秋華洞カタログを見たことがないという方、以下よりおためし版をご請求く
ださい。
https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/mpmailec/form.cgi

今回の目玉は「特集:渡辺省亭」「平家VS源氏」「歌川広重」。作品情報だけ
でなく、作者の生い立ちや作品エピソードなどをご紹介しています。ほかにも歌
麿、土佐光起、村上華岳、奥村土牛、川合玉堂、甲斐庄楠音、鳥海青児、ラグー
ザ玉、松田正平、渡部満など、全98点の作品を掲載しております。

毎回苦労するのが作品の制作年代。思春期に勉学をおろそかにした私にとって、
時代や年号をしらべる作業は「???」の連続なのですが、おもしろい!と思え
ることもたくさんあります。

たとえば江戸時代の画家の絵があり、その絵の上に別の人物が賛(文字)を入れ
ていたとします。二人が共に生きていた時代をしらべれば、ある程度制作年は絞
ることができます。

さらに画家の階位などが落款(サイン)に記されていることも多く、その称号を
与えられていた時期をしらべたり、印や筆跡のちがいはもちろん、画家の生い立
ちや一時的につよく興味をいだいていた事柄などからも、いつごろの作品なのか
推測することが可能です。

ただし安易に決めつけると、学者肌の解説専門スタッフにビシッと指摘されるの
で、調査はしんちょうに行わないといけません。ドラマチックな結びつきを発見
すると、思わず証拠が薄くてもだれかに教えたくなりますが…。

ともあれ、深夜まで意見をぶつけあいながら完成したカタログ32号、一人でも
多くのお客様に楽しんでいただけると幸いです。

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★更新情報
・特集「月百姿」
http://www.syukado.jp/jp/tokusyu/07_tsukihyakushi.html
・社長ブログ『丁稚ログ』…カタログ最新号ほか
http://www.aojc.co.jp/blog/
・スタッフブログ…健康美人、ほおずき
http://www.aojc.co.jp/staff_blog/
・浮世絵サイト…四代国政、戦争画、周延ほか
http://www.japanese-finearts.com/
・おんらいんぎゃらりい…東郷青児、山川秀峰、織田廣喜

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