2010-08-05日本美術そうだったのか通信
『日本美術そうだったのか通信』Vol.225 カタログ「盛夏号」完成!

2010/8/5発行

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もくじ
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・ご挨拶
・夏季休業のおしらせ
・カタログ「盛夏号」みどころを一挙ご紹介!
・最新カタログよりご紹介 ~絵を愛し、歴史を愛した邨田丹陵~
・ネットで愉しむ秋華洞 ~新着作品~

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■□■ ご挨拶 □■□■□■□■□■□■

 カタログ「盛夏号」、ようやく完成しました!今回も解説やキャッチコピーな
どで試行錯誤を繰り返しましたが、印刷所での出張校正の際に話題に上がったの
が、作品の“色”について。

 古画の場合、きれいに見えればいいというものでもなく、さらに岩絵具の微妙
なニュアンスを誌面でおつたえするのは本当に難しい。今回もよりホンモノに近
い写真を採用しましたが「現物が見たい!」という方は遠慮なさらず、ぜひお気
軽に弊社までお問い合わせください。

 さて、今回もカタログの見どころから新作情報まで、役立つ知識満載でおとど
けいたします。ぜひ最後までお付き合いください!

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■□ 夏季休業のおしらせ ■□

 誠に勝手ながら、8月13日(金)~8月17日までの5日間を夏季休業とさせてい
ただきます。ご注文、査定のご返答は18日以降となりますので、なにとぞご承知
おきくださいますよう、お願いいたします。

 皆様、よいお盆休みをお過ごしくださいませ。

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■□ カタログ「盛夏号」みどころを一挙ご紹介! ■□

 25号はいつもよりお手頃な作品が比較的多め。実力ある画家たちの優品をグッ
ドプライスでご紹介しています。

 内容としては親鸞聖人の生涯を綴った双幅、蓮の墨印が美しい高山寺の写経大
般若、伊藤若冲の海老図、狩野常信の三幅対、“乞食月僊”と呼ばれた画僧の朝
顔、小林清親の肉筆、徳岡神泉&山本丘人の若描き、牧進、川合玉堂、宮永岳彦、
吉井淳二、藤井勉、棟方志功、土田麦僊などなど。

 浮世絵ページの冒頭を飾るのは、祇園井特の肉筆美人画。お馴染みの北斎や広
重に加え、近代木版画や画稿もご紹介しています。巻末にはためになる美術用語
解説も掲載。作品点数も情報量ももりだくさんな一冊です。

 「まだカタログを見たことがない」という方、ぜひ一度サンプルをご請求くだ
さい。お問い合わせお待ちしております!

カタログ会員申込み または 今号のみ請求の窓口は↓まで。
https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/mpmailec/form.cgi

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■□ 初夏カタログよりご紹介 ~絵を愛し、歴史を愛した邨田丹陵~ ■□

 新しいカタログが出ると、どうしても過去カタログの存在が霞みがち。私自身
新しいもの=いいものという方程式が体に染みついているところがありますが、
こと美術品に関しては、これが当てはまらないように思います。

 25号が発行されましたが、まだまだ24号にも魅力あふれる作品が残っておりま
すのでお見逃しなく!

 今回はそんな中から、歴史的哀話のワンシーンを描いた作品をご紹介。

邨田丹陵は明治5年に東京で生まれました。吉沢素山、川辺御楯に絵の手ほどき
を受ける一方、父・直景に史学を学んだ丹陵。これはのちに数々の歴史画の秀作
を生み出すことになった彼の原点になったといえます。

 土佐派の流れを受け継いだ人物、花鳥、山水画を描き、日本青年会や日本美術
院で受賞を重ねる一方、海外で人気の小圃千浦を輩出するなど、丹陵は弟子の育
成にも熱心だったようです。由緒正しき宮内省御用品も手掛けている彼の作品か
らは、絵と向き合う真面目で実直な人柄がうかがえます。

 カタログNo.40『小督局』は、そんな彼の得意分野である歴史を題材とした一
作。後宮として高倉天皇の寵愛をうけながらも、平清盛の怒りを買って宮中を追
い出された小督局が、粗末な小屋で夫への恋情を込めた『想夫恋』を奏でる姿が
描かれています。

 絹糸のように細い髪、家屋を構成する正確な線描が、画面の静謐な雰囲気を引
き立てる隠れた名品です。
 

邨田丹陵「小督局」
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A2-85-112.html

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■□■ ネットで愉しむ秋華洞 ~新着作品~ ■□■□■□■□■□■
□ 邨田丹陵 『小督局』
愛しき者を想い音楽を奏でるのは人のサガ。

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A2-85-112.html

□ 今尾景祥 『菊花小禽図』
恋人の帰りを待ちわびる彼女の背中のようにも見えたり。

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A2-85-80.html

□ 大橋翠石  『雪中猛豹図』
トラが得意な作者が描いたヒョウ

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A10-212.html

□ 松本一洋 『蟲ノ音』
虫を描かずして、その声を想起させる。

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/jpn/A2-85-117.html

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弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。

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