2009-10-13日本美術そうだったのか通信
『日本美術そうだったのか通信』Vol.193 女性の美に心酔 ?東美アートフェアに行こう!?

発行 株式会社 秋華洞http://aojc.co.jp/
おんらいんぎゃらりい秋華洞http://www.syukado.jp/

————————————————————
※配信メールアドレスの登録、変更、解除は下記リンクへ
http://www.syukado.jp/sodatta/kaijo.html
※バックナンバーはこちら
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html
解除できない場合は、経由しているメールスタンドをご確認下さい。
(まぐまぐ、メルマで登録されている方は上記リンクの中にそれぞれの
 メールスタンドの案内がございます。)
————————————————————
<本マガジンの説明>日本美術の鑑賞界のホットニュース、古今国内東西の
作家のエピソード、美術業界裏話など、日本美術をより楽しむための情報を
お届けします。秋華洞提供。
————————————————————

■□■□■□■□■□■□■□■□■
もくじ
—————–
・ご挨拶
・恥じらいを秘めた女性の美に心酔 ~東美アートフェアに行こう!~
・カタログ秋号、編集好調進行中!
・ネットで愉しむ秋華洞 ~新着作品~…今週はお休みです

■□■□■□■□■□■□■□■□■

■□■ご挨拶□■□■□■□■□■□■

 ユニークな視野と勢いを持ったベンチャー企業にスポットを当てた「ベンチャー
・ミーツ・プレス」なるイベントから、我が秋華洞がお招きをいただきました。

卸売業、医薬品業、情報通信サービス業など、さまざまな職種において新たな挑
戦をする企業の中で、秋華洞が伝えたメッセージはずばり「古と新の掛け橋にな
る」ということ。武田信玄の書や広重の浮世絵を披露しながら、ネットや書籍を
通じて幅広い世代と向き合いたいと訴えた弊社社長・田中のプレゼンテーション
は、多くの記者の方々から好評をいただきました。

そんなわけで、今回もメルマガ読者の皆様と美術品との掛け橋になるべく、耳よ
りな情報をお伝えしていきますよ~。ぜひ最後までおつき合いください!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□恥じらいを秘めた女性の美に心酔 ~東美アートフェアに行こう!~■□

 今週の金曜日から日曜日にかけて、いよいよ東美アートフェアが開催されます。前
号でもお知らせしましたが、秋華洞では「秋華洞の美人画×池永康晟」と題し、
新進気鋭の若手美人画家・池永池永康晟さんの作品と近世・近代の美人画を対比
展示いたします。

先日、待ちに待った池永さんの作品が秋華洞に搬入されました。キャンバスを包んだ
薄紙をそっと開くと、そこには息をのむほどに美しく、かすかな憂いを帯びた女性た
ちの姿が。ふっくりとした唇と、ここではないどこかを見つめる印象的な瞳、そして
彼女たちの纏う衣装の生地には、現実と空想の狭間に芽吹いた魅惑的な草花が織り込
まれています。

女性の目から見ても不思議なときめきを抱かせる池永さんの作品には、これまで
のどんな作品にも似つかない、圧倒的な個性と才能を感じました。

日本画に描かれる美人は、たいてい視線をどこか遠くへ漂わせているように思います。
自信たっぷりにこちらを見据えている美女も魅力的ですが、描かれることにかすかな
抵抗や照れのような感情が垣間見える美人図は、奥ゆかしさを良しとする日本人の気
質に今も昔もしっくりと馴染むのかもしれません。

独特な技法でノスタルジックな雰囲気を生み出す池永さんの作品は、生で見ると
一層心に響くものがあります。ぜひ今週末はアートフェアに足を運び、池永さん
の作品をはじめ、古今折々の美人たちにときめいてみてください。

東美アートフェアに関するインフォメーションはこちら↓
http://www.syukado.jp/jp/gallery/200910bijinga_ikenaga.html

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

□■□ カタログ秋号、編集好調進行中! ■□■□

 最新カタログの編集が大詰めを迎えております。今回の秋号には、思わずハッと
させられる偉人の書をはじめ、ホッと心の緩む秋ならではの風景画や、ドキッと
するような美人画など、観る者の琴線にふれる良質な作品が勢揃い。10月下旬
発行目標でスタッフ一同フル回転しておりますので、どうぞおたのしみに!

さて、掛軸にはよく絵に加えて、余白の部分に文字(賛)が書かれていることが
あります。正直素人には達筆すぎて読みにくい上に、なにやら小難しいことが書
かれているにちがいないと思いがちですが、これが解読できるとなかなか面白い。

秋華洞のカタログでは、毎回その道のエキスパートの方に、書かれている文字を
そのまま分かりやすく起こしていただく「読み下し」と、おおまかに意味を取る
「大意」の解読をお願いしています。絵にそえられる「画賛」は漢詩や短歌、俳
句など、その形式はさまざまですが、どれも意味を知ることによって絵の面白味
をより一層ふかめてくれるのです。

参考までに、現在制作中のカタログから、岸岱の「双鶴」という作品を例に挙げ
てみましょう。

水辺に二羽の鶴と小さな雛が描かれた掛軸の賛には「庭先に2羽の鶴が住み着い
てずいぶん経つ。少し前にその鶴が卵をふたつ産み、40日で孵化した。これは孵
化して10日ばかり経った頃の姿を描いたものである」とあります。

雛をじっと見守る岸岱の姿が目に浮かぶ、なんとも微笑ましい賛ですね。

秋号にはほかにもさまざまな作品を取り揃えております。現在発行中の夏号の掲
載作品も在庫が残りわずかとなってまいりました。ご注文はお早めにどうぞ!

カタログ会員申込み または 今号のみ請求の窓口は↓まで。
https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/mpmailec/form.cgi

「むずかしい」、そんな先入観を捨てて書を楽しもう!
「茶掛けを読む」全4巻のご注文はこちら↓
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/price/u10/A09-0289.html

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

■□■ご感想をお待ちしております!■□■

最後までお読みいただきありがとうございました。
秋華洞新人メルマガ編集担当、林久美子がお送りいたしました。

みなさまからの感想をお待ちしています。
このメールへの返信、あるいは「お問い合わせフォーム」、あるいはカタロ
グ添付のハガキ、FAX連絡用紙、お電話などでも結構です。

☆☆秋華洞に感想でも…と思ってくださった方はこちらへ☆☆
「秋華洞お問い合わせフォーム」をご利用ください
https://www.syukado.jp/jp/support/contact/index.cgi

次号もお楽しみに!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 美術品無料査定・買取致します。
 秋華洞 高価買取はこちらです。
 http://aojc.co.jp/buy/
 buy@aojc.co.jp
 フリーダイヤル 0120-126-510 (イツモコットウ)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

★★「おんらいんぎゃらりい秋華洞」美しい展示が好評です!

フロントページ


☆★「秋華洞・丁稚ログ」丁稚兼社長・新米美術商の赤裸々な日々
http://blog.livedoor.jp/syukado/
☆☆「クレドオークション」美術品のオンラインオークション
http://www.credo-auction.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行 株式会社 秋華洞 
http://aojc.co.jp/  TEL 03-3569-3620
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F
代表取締役 田中自知郎・田中千秋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
秋華洞のご案内

主に日本の美術品・古美術品を中心に、幅広く取り扱っております。

 近代絵画・現代絵画を軸とし、さらに、鎌倉・室町時代より、現代に至る
まで、あらゆる分野で活躍した画家・高僧・武将・文人・歌人・俳人の手に
よる絵画・書蹟、時代屏風、絵巻、古文書、古写本、古版本、稀覯本(きこ
うぼん)を専門とし、その他、彫刻、工芸品、茶道具など、多岐にわたって
対応致します。

弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。

(代表プロフィールは↓)
http://aojc.co.jp/corp/profile/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ご意見、お問い合わせは、→ info@aojc.co.jp
(またはこのメールへご返信下さい!)
◎バックナンバーはこちら→
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html