2009-04-03日本美術そうだったのか通信
Vol.183 江戸源氏絵

□■『日本美術そうだったのか通信』Vol.183 江戸時代の源氏絵 □■

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当店では、書画・骨董・茶道具・その他美術工芸品などの買取り
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もくじ
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・ご挨拶
・江戸時代の源氏絵
・ネットで愉しむ秋華洞
・「禁断の春画・美人画展」〜鈴木春信から小早川清まで〜
・カタログ会員へのお誘い

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■□■ ご挨拶 ■□■□■

すっかり暖かくなってまいりました

……なんて、前号できりだしたとたん

再び冬の寒さ戻り…。

春分の日もすぎてすっかり衣替えしてしまい、
冷た〜い風が身にしみます(涙)。

とはいえ、桜は開花たけなわ近く、
お花見の機運も大盛り上がりの今日この頃です。

新年度、新学期、新生活……みなさま
それぞれ生活の変化がある時期ですね。

弊社でも、迎春にふさわしい、季節感あふれる作品を
新たに入荷しております。

生活の中に、さりげなく美術品が置かれている。

秋華洞は、そんなライフ・スタイルをご提案します!

暖かい日のさす居間に、春らしい絵を飾ってみませんか?

桜をモティーフにした器を日常生活に添えてみませんか?

2009年度春も、豊富な作品をとりそろえてお待ちしております!

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絵画(日本画・洋画)・掛け軸・古美術品・浮世絵まであつかっております。

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江戸時代の源氏絵

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今回は、江戸時代の源氏絵のお話です。

あの古典の名著・紫式部の『源氏物語』を絵画化したものが
「源氏絵」と呼ばれます。

昨年は、紫式部が『源氏物語』を著してちょうど1000年
ということで「源氏千年紀」などとさかんに報道されていました。

源氏物語関係の展覧会が、実にたくさん行われたことを
記憶されている方も多いのでは。

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「そうだったのか通信」源氏絵関係バックナンバー

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源氏絵関係メルマガ

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(149号)
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(150号)
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(167号)
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弊社とりあつかいの浮世絵の中にも、

源氏物語を題材とする作品は本当に多く、

当時、いかに多くの人に需要があったかがわかります。

例えば、

歌川国貞(2代、文政6〜明治13)が描いた

「俤(おもかげ)源氏五十四帖」は

弊社所蔵の中でも特におすすめの源氏絵です。

*****歌川国貞(2代、文政6〜明治13)画

     「俤(おもかげ)源氏五十四帖」37.0×26.0×1.0cm

本作は、
秋華洞カタログ17号に掲載されています。
気になった方はこちらへ↓↓↓
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カタログご請求お問い合わせ
https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/mpmailec/form.cgi
(最新号は18号まででています)

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源氏物語は、江戸時代でも大変な人気を博しました。

柳亭種彦著・歌川国貞画の合巻本「偽紫田舎源氏」は、
平安から室町に時代設定を変え
内容も山名氏・細川氏が争った応仁の乱のお家騒動が舞台。

主人公・光氏が活躍する物語として書かれ、当時のベストセラーになったのです。

江戸時代の源氏絵の描かれ方は、およそ二通りに分けられます。

(1)紫式部が著した「源氏物語」タイプ。
(2)柳亭種彦の「偽紫田舎源氏」タイプ です。

二つの違いは、

(1)は、武家や公家、もしくは教養のある町人等に享受された伝統的な古典、
(2)は源氏物語の名は知っていても内容を深く知らない庶民に好まれた大衆的なもの、

といったところでしょうか。

後者(2)は庶民的で通俗的な作品ともいえますが、
しかし、その俗っぽさが、多くの人に関心を抱かせ、
爆発的ブームを巻きおこした所以でしょう。

本作、2代国貞の「俤源氏五十四帖」は(2)「田舎源氏」タイプの作品です。

庶民的・通俗的なんて言葉ばかりをきいていると、
非常に低俗な作品と思われてしまうかもしれません。

しかし、身分制度の厳しかった江戸時代に、武家や公家以外の人まで絵を楽しんだ、
これは相当に画期的なことです。

しかも、その内容、質はハイ・クオリティ。

本作「俤(おもかげ)源氏五十四帖」は
扇面型の枠内に和歌と各場面にちなんだ図、

そして絵を縁取る緑色の帯に各帖を象徴する
源氏香図が散りばめられた豪華絢爛な画帖です。

余白部分には空摺を用いて変化にとんだ画面を作りだしているのも心憎い。

絵を楽しむということが、一般の人々にまで広まった江戸時代。

絵師は、画中にあの手この手で人々の興味をそそる仕掛けを描きこんでゆくのです。

通俗性、というのは浮世絵の大きな魅力。

現代の日常でも、最新のニュース、動画やTVや映画、ゴシップ記事……は
つい、気になってしまいませんか?

1頁開いてゆくごとに、
いつのまにか江戸時代版・源氏物語の世界に魅了されてしまいます。

ぜひ、お手元で楽しんでいただきたい、おすすめの一作です。

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※歌川国貞(2代)「俤源氏五十四帖」は弊社発行カタログ17号に
図版を掲載しております。
ご興味をお持ちになられた方はどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

カタログ17号はまだ数部、弊社に在庫がございます。

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カタログ最新号(VOL.18)もございます!
入荷ほやほやの作品をご覧下さい☆
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■□■□■□■ネットで愉しむ秋華洞■□■□■□■

http://www.syukado.jp(日本語)
http://www.japanese-finearts.com/(English)

国貞の「俤源氏五十四帖」に関連して、
秋華洞所蔵の源氏絵をご紹介します。

*****土佐派「源氏物語図屏風」
http://www.japanese-finearts.com/item/list2/107006610/

源氏物語の「紅葉賀(もみじのが)」「朝顔(あさがお)」の帖を
左右隻に描いた小さな屏風。江戸時代中期、土佐派絵師の作。

ちょっとした間仕切りにピッタリの、とても可愛らしい作品です。

あなたのお部屋を彩ってみませんか?

*****富岡鉄斎「保持神(うけもちのかみ)」
保食神(うけもちのかみ)は日本書紀に登場する食物の神。
豊穣の象徴・保食神の赤らんだ頬や豊満な肉体。
ユーモラスに描かれた女神像です。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/TOMIOKA_TESSAI/A08-0749.html

*****寺島紫明「狐火」
歌舞伎の演目『本朝廿四考』「狐火」のヒロイン・八重垣姫の可憐な姿態。
戦国武将・上杉謙信と武田信玄の抗争の中で苦悩する八重垣姫を描いた一作です。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/TERASHIMA_SHIMEI/A08-0713.html

*****観世華雪「能図」
静止してこちらを凝視する役者の姿が強烈な印象です。
戦後の観世流を代表する能楽師・6代観世銕之丞(華雪)が、
演目「田村」の一部分から引用された詞章を賛として書き添えています。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/artist/jp_b/KANZE_KASETSU/A09-0013.html

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「禁断の春画・美人画展」〜鈴木春信から小早川清まで〜

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先号メルマガ182号でも「銀座画廊★活性化計画!?」

と題して銀座で行われるイベントをご紹介しました。

182号はこちら→http://www.syukado.jp/sodatta/archives/2009/03/vol182.html

そのうち、「画廊の夜会」2009年5月29日(金)17:00-21:00

に関連した秋華洞企画をご案内いたします。

「画廊の夜会」は、夜に銀座の画廊を開いて、
普段画廊に縁遠い方にも、画廊街を楽しんでもらおうという企画です。

前年の当日は、各画廊でワインもふるまわれました。
今年はどんなサービスが…???

秋華洞では、「夜会」に際して

「禁断の春画・美人画展」〜鈴木春信から小早川清まで〜
2009年5月26日(火)〜6月8日(月)

営業時間 平日・土:午前10時〜午後6時
     日・祝日:午前11時〜午後6時

を開催する予定です。

秘蔵の作品を、画廊の雰囲気とともに楽しんでいただきます。

初夏の夜に、上質な浮世絵や肉筆画に囲まれて
ゆったりと銀座の夜を過ごしてみませんか?

みなさま、ふるってご参加下さい!

お問い合わせは秋華洞まで☆↓↓↓
https://www.syukado.jp/jp/support/contact/index.cgi

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秋華洞社長・田中千秋の「丁稚ログ」は
美術にまつわる様々な情報満載です。

美術商の日常をのぞいてみませんか??

秋華洞社長・田中千秋のブログ「丁稚ログ」はこちら
→ http://www.aojc.co.jp/blog/
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カタログ会員へのお誘い

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秋華洞では、今まで無償でご提供してきたカタログを、
会員制として年間購読の形にさせていただくことになりました。

会員(年会費2000円)になると、次のような特典があります。
年4回以上発行の、カタログ誌「秋華洞」を配布。
秋華洞ニュースレター(月刊)をお届け。
そのほか、会員ならではの情報をお届けします!

お支払いはご面倒かと思いますが、今後よりきめ細やかなお客様へのサービスを
行うために、こうした制度を設けさせていただくことになりました。

会員様には、プレゼント企画なども考えていきたいと思います。
この機会に是非お申し込み下さい。

会員申し込みはこちら↓
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ただ、まだカタログ見たこともないのに、とりあえず一部ほしい、
という方のために、「カタログお試しキャンペーン」も行っています。
とりあえず最新号がほしい、という方は下記からお申し込み下さい。
次号以降もお求めの場合は、同封の振替用紙からお支払い下さい。

お試し請求もこちら
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なお、お試しカタログから何か一点お買い上げいただいた場合には、
☆特別会員☆として、
次号からカタログを1年間お送りいたします。

みなさまの入会をお待ちしております!

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■□■ご感想をお待ちしております!■□■

最後までお読みいただき有難うございました。
秋華洞カタログ・メルマガ編集担当:塙萌衣
がお送りいたしました。

みなさまからの感想をお待ちしています。
このメールへの返信、あるいは「お問い合わせフォーム」、
あるいはカタログ添付のハガキ、FAX連絡用紙、お電話などでも結構です。

☆☆秋華洞に感想でもと思ってくださった方はこちらへ☆☆
「秋華洞お問い合わせフォーム」をご利用ください
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次号もお楽しみに!

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主に日本の美術品・古美術品を中心に、幅広く取り扱っております。

近代絵画・現代絵画を軸とし、さらに、鎌倉・室町時代より、現代に至る
まで、あらゆる分野で活躍した画家・高僧・武将・文人・歌人・俳人の手に
よる絵画・書蹟、時代屏風、絵巻、古文書、古写本、古版本、稀覯本(きこ
うぼん)を専門とし、その他、彫刻、工芸品、茶道具など、多岐にわたって
対応致します。

弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。

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