2007-10-26日本美術そうだったのか通信
Vol.139 〜中国仏画は“早すぎた”!?〜

□■ 『日本美術そうだったのか通信』Vol.139 〜中国仏画は“早すぎた”!?〜 ■□

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もくじ
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・ご挨拶
・展覧会1000本ノック〜宋元仏画展〜
・スタッフブログ

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■□■ご挨拶■□■

寒いですね〜、乾燥してまいりましたね〜。
みなさま風邪などひいておりませんでしょうか。
秋も深まりつつあるこの頃、私たちの心もだんだんと彩どられてまいります。
山へ、海へ、美術館へ!
行く前に、このメールマガジンをお読みいただければ幸いです。

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■□■展覧会1000本ノック□■□

6本目!

神奈川県立歴史博物館「宋元仏画」展
http://ch.kanagawa-museum.jp/

室町時代の日本絵画のルーツというか、元ネタというか、中国の宋時代・
元時代の仏画を展示し、さらに日本のそれと比較するという、とってもアカ
デミックな展覧会です。総点で50点ほど。展示数も適切で、じっくり見るこ
とができます。京都嵯峨・清涼寺の「十六羅漢図」(国宝!普段みられません…)
をはじめ、迫力ある仏画、禅宗画が勢ぞろい。「十六羅漢」とか、「十王図」
とか、揃い物ばかりなので、こまめに展示換えもするそうです。
ここにある作品は、確かに後の狩野派などが模写し、いわゆる“粉本”と
して図様が伝えられていった中国画です。例えば十六羅漢のうち、幕末頃の
伊川院や晴川院が、欠損した図を補筆して、それら500年くらい前の中国画
の揃い物と一緒になっている、というような例もあります。
しかしながら!とにかく展示されている中国画たちは、“早すぎた”とし
か言いようがないほど技巧的に凝ったものばかりでした。これは驚き。蔡山
という画家の作品は、もう丸っきり日本の近代仏画です。下村観山あたりの。
会場である神奈川歴博蔵の「十六羅漢図」は、室町前期くらいの土佐派の作
品だと思われる優品ですが、これは展示されている金大受という画家の「十
六羅漢図」の写しでした。しかし、金大受のアクのある陰影表現や、肉感と
いうものが、日本の土佐派の写しでは全く削がれて、とても平面的な造形に
なっています。

日本絵画の淵源には、常に中国画があるというのは、常識となっています
が、その伝播のされ方には一山ふた山あるということを、まざまざと実感し
ました。受容のされ方、ということになると、室町政権における“唐物”と
いう享受のされ方もあり、さらに複雑な状況を呈することでしょう。
謎も残り、作品も素晴らしい。いい展覧会です。是非!

余談ですがこの展覧会、この文章を書いている中島の、先輩にあたる方が担
当しております。
ぜひぜひ、ご来場お願いします〜。

※神奈川県立歴史博物館は、
みなとみらい線・馬車道駅下車、博物館口を出てすぐ
JR桜木町駅からも徒歩でいけます。

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■□■スタッフブログ■□■

ご挨拶で、「風邪などひいておりませんか?」と申し上げたのですが…うち
のオフィスで風邪が猛威を振るっています…。今週は諸々出張も重なり、なお
かつ風邪引きさんも続々。2週間くらい治ってないスタッフもいます。
今週のメルマガがやや短めになってしまって申し訳ないのですが、背景には
風邪ウィルスの悪戯があります…次のカタログの制作、新事業の準備など、諸
々予定が立て込んではおりますが、カタログ12号も力作揃い!着々と制作が進
行しています。

ともかく寒くなり、乾燥してまいりました。
汗かきの中島はまだ夏用スーツを着ているのですが、そろそろスースーして
寒いです。でも、この季節、一年で一番好きだったりします。

ではでは、来週までみなさまお元気で

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■□■ご感想をお待ちしております!■□■

最後までお読みいただき有難うございました。
秋華洞メルマガ編集担当、桑田郁子、中島洋平がお送りいたしました。

みなさまからの感想をお待ちしています。
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グ添付のハガキ、FAX連絡用紙、お電話などでも結構です。

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