「金碧天保九如図」
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サイズ157.4×50.5(233.0×65.5)cm
素材絹本着色
備考軸装
落款・印
共箱・二重箱
『桂月山人画譜』(昭和6年、中田喜太郎)所載
昭和6年作
シミ
作品番号A2-99-311
キーワード風景
作品解説
天保九如は中国の『詩経』に登場する、山川や日月など永続的な九つの事物を挙げ、天子の長寿を祈る詩に基づく画題です。本作は青々と繁る松柏と、淡彩の太陽と三日月が対照をなし、気品ある理想的山水を体現しています。桂月独特の右上から左下へと連なる画面構成は、右上がりの書風と相まって流麗な印象です。山や雲は光を浴びて輝くかのように金泥でなぞられ、一層のめでたさを添えています。

【読み】
天保定爾
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松林 桂月(まつばやし けいげつ )
明治9(1876)山口~昭和38(1963)東京 日本画家。野口幽谷に師事し、南画を学ぶ。朧月夜の桜を墨一色で描くなど、写実的画風の秀作を多く遺し、近代南画界の重鎮として活躍した。帝国美術院会員、帝室技芸員。文化勲章受章。
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