「うづら切 伊勢切本続拾遺和歌集」
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サイズ23.5×15.5(147.3×38.1)cm
素材紙本墨書
備考伝 二条為氏
軸装
堀江知彦箱
鎌倉時代作
経年劣化
作品番号A2-95-382
作品解説
堀江知彦氏による箱書「うつら切」の切名は、唐紙に摺り出された鶉の意匠に因むと思われる。歌は為氏が奏覧した『続拾遺和歌集』巻第十一に所収。たっぷりと手馴れた筆致の一葉は書風、料紙、歌集ともに《伝津守国冬筆 伊勢切》と一致し、もとは一具であったと考えられる。また、《鶉切》と言えば、伝藤原顕輔筆の《鶉切本古今和歌集》が知られるが、本作とは異なる。

【読み】
にこりえのみくさかくれのうきぬなは  
くるしとたにもしる人はなし
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二条 為氏(にじょう ためうじ)
貞応元(1222)~弘安9(1286) 公卿、歌人。二条派の祖。祖父は藤原定家、父は権大納言藤原為家。建長3(1251)に参議に列したのち権大納言まで累進した。亀山上皇に『続拾遺和歌集』を奏覧したほか、『続後撰和歌集』などの勅撰和歌集に多く入首する。家集に『大納言為氏卿集』、日記に『為氏卿記』がある。
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