「Encounter」
価格売約済
サイズ53.6×39.8(75.0×60.5)
素材紙にリトグラフ、手彩
備考額装
マージンにサイン
AP.1/5(ed.30)
額に小傷
作品番号A2-95-153
作品解説
フィラデルフィア美術館から来日した刷師アーサー・フローリーの勧めで、1960年頃よりリトグラフ制作を始めた桃紅。石版やジンク版に直接筆を用いて描く手法で、新たな墨の可能性を探求した桃紅のリトグラフは、筆の表現を写し取るだけでなく、版ならではの重ね刷りの結果、時に版上の水分の偶然が生む趣きも添加され、さらなる墨の深みと色彩の奥行を獲得しています。
篠田 桃紅(しのだ とうこう)
大正2(1913)~令和3(2021) 書家、美術家。本名、満洲子。ほぼ独学で書を学び、伝統的な書道から戦後は前衛的な墨象に移行する。昭和30年代に欧米に滞在し、各地で個展を開催を重ねる。「墨象」と呼ばれる水墨の抽象画が高い評価を得る。代表作に東京芝増上寺の壁画など。文章も能くし、同55年『墨いろ』で日本エッセイスト・クラブ賞。著書に『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』など多数。
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