「セーターの自画像」
価格売約済
サイズ 51.5×44.1(70.2×62.2)cm
素材キャンバスに油彩
備考額装
画中にサイン
『画家・牧野邦夫』(ギャラリー風、平成元年)、『牧野邦夫画集─写実の精髄』(求龍堂、平成25年)所収
昭和47年作
本体10号
作品番号A2-94-310
作品解説
まるでその視線で真理を射抜くが如く、鋭くこちらを見据える画家自身のみを描いた、虚飾なき自画像である。はっきりとした光源と細部までリアルにこだわった描写は、まさしくレンブラントに私淑した牧野ならではであり、その卓越した筆致から生み出される画面は観者に強烈な印象を植え付ける。牧野は個展を終えると引っ越し、まず自画像を描くという。「引越しは自らへの1つの挑戦だ」と語る彼にとって、自画像を描くこともまた1つの飽くなき挑戦であったと言えるだろう。
牧野 邦夫(まきの くにお)
大正14(1925)東京~昭和61(1986)
川端画学校を経て、東京美術学校(現:東京芸術大学)油画科に入学し、伊原宇三郎、安井曾太郎に師事する。レンブラントに私淑し、卓越した描画技術で濃密な人物画を描く。後年は特に幻想性の強い作品を制作した。美術団体に所属せず、生前の知名度は高くなかったが、近年その高度な描写力が再評価され、注目が集まっている。
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