「角倉切 古今和歌集巻第十断簡」
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サイズ21.4×19.6(154.5×36.2)cm
素材紙本墨書
備考軸装
古筆了信箱
東山庵グループコレクション
角倉素庵旧蔵
表具に穴修復跡

作品番号A2-93-271
作品解説
「角倉切」は、江戸初期の豪商・角倉素庵の子孫に伝わり、昭和2年に京都で分断された来歴から命名されました。元は素紙に雲紙を交用した綴葉装の上下二冊の冊子でしたが、分断後の所在は不明なものが多く、本作は来歴も確かな貴重な断簡のうちの一葉です。書風には鎌倉初期から中期にかけて流行した後京極流の趣が見られます。

【読み】
  からはき   よみ人しらす
うつせみのからはきことにとゝむれと
たまのゆくゑをみぬそかなしき
 -省略-
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(伝)藤原 為家(ふじわら の ためいえ)
建久9(1198)~ 建治元(1275)鎌倉中期の公卿、歌人。出家後は融覚、静真と号した。父は藤原定家、母は内大臣藤原実宗の娘。後嵯峨院歌壇の中心的な歌人として、勅撰集『続後撰和歌集』『続古今和歌集』を編纂する。晩年は阿仏尼を側室とした。家集に『大納言為家集』『中院集』等、歌論書に『詠歌一躰』、注釈書に『古今序抄』『後撰集正義』がある。
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