2020-06-10日本美術そうだったのか通信
vol.403 「ひらがな」から、くずし字入門!

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日本美術のホットニュース、業界裏話など、日本美術をより楽しむための情報を
お届けします。株式会社秋華洞提供。
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「ひらがな」から、くずし字入門!

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まずは、現在 秋華洞のHPで開催中の【Web展覧会】と【特集】のご案内です。

大好評!オンライン展覧会 続々アップです。
【ぎゃらりい秋華洞】( https://www.syukado.jp/ )では、
巨匠の作品や浮世絵、現代作家の作品を交え、読み物も充実させた『特集』を。
【SHUKADO CONTEMPORARY】( https://shukado.com/ )では、
現代作家の活動を支援し、新しい作家との出会いの場を提供する『Online展覧会』を、
心を込めてご紹介してまいります。

【SHUKADO CONTEMPORARY】『Web 展覧会』より、
◆【近々の開催予告】2020年6月12日(金) 12:00より解禁!
「Jump into the future vol.2 -瓜生剛/上滝玲子/長谷川雅子/春田紗良」
期間:6月12日(金)12:00~6月29(月)

瓜生剛は不安を拭うために究極の光景「極光」を求め、
上滝玲子は海の中の生物が海底で作り出す光景の美しさと恐ろしさを描く。
長谷川雅子は「笑い」「共感」には不幸を乗り越える癒しの力があると考え、
春田紗良は書記素色覚者として絵画制作と研究を続けている。
この4名の作家の輝く個性と彼らが表現する世界をぜひお楽しみください。

↓下記URLにて展示販売致しております。
https://shukado.com/exhibition/jump-into-the-future-vol-2/

◆【終了間近!】「Jump into the future vol.1 -色川美江/下重ななみ/田中美穂/根本篤志-」
期間:2020年5月29日(金)~6月15日(月)

今後さらなる飛躍を期待する注目の若手作家を紹介するWeb展覧会特別企画第1回目です。
瑞々しい感性が紡ぎだす日常の物語をお楽しみくださいませ。

↓下記URLにて展示販売致しております。
https://shukado.com/exhibition/jump-into-the-future-vol-1/

【ぎゃらりぃ秋華洞】『特集』より、
◆【6月4日より公開中】「艶めき眩しい、夏美人」
炎天に一服の清涼。暑さも忘れる魅力的な美人画の世界。
そんな愛すべき華麗なる画題から、「夏」をテーマに厳選してご案内いたします。

https://www.syukado.jp/feature/202006-01/
【掲載】伊東深水、伊藤小坡、甲斐庄楠音、豊国、岡本東子など

◆【5月18日より公開中】「夏を呼び込む風景 ~富士山を添えて~」
爽やかな風を誘う新緑の風景も、壮大なパノラマの眺めも、
雄大な富士を望む絶景も絵画の中に広がっています。
気持ちのいい初夏に旅する気分で絵画鑑賞はいかがでしょう。

https://www.syukado.jp/feature/202005-03/
【掲載】竹内栖鳳、曾宮一念、山本鼎、中村正義、北斎、クスミエリカ、蒼野甘夏など

その他、【特集記事】はこちらからお楽しみいただけます。
https://www.syukado.jp/feature/

※お作品は購入可能。
掲載一ヶ月間は表示価格より10%割引でご提供いたします!

今後も楽しく欲しくなる!特集!を続けて参りますので、ぜひHPをご注視くださいませ。

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さて、本日の「日本美術そうだったのか」は
「ひらがな」から、くずし字入門!

この春、角田恵理子先生 新しいご著書
『起源を知れば上手に書ける 読める わかる 親子で楽しむ「ひらがな」の本』
が刊行されました。

秋華洞では月に一度、少人数での書道講座とくずし字読解の講座を開講しています。
その教室で、書道のイロイロをたくさんのエピソードを交えて、
わかりやすく、興味深く、時に手取り足取り!熱心にご指導くださり、
受講生のみなさまに絶大な人気の角田恵理子先生。

この度刊行された新作では、好奇心旺盛な子どもさんだからこそ、
ひらがなの成り立ち、くずし字の面白さ、美しさを新鮮に取り込んで楽しめるはず!
そして大人も、まっさらな気持ちでもう一度ひらがなを見つめ直すことで、
古筆読解の基礎がしっかり学べてしまうはず!そんな先生の思いがたっぷり詰まっています。

くずし字は明治までは広く万人が読みこなせていた日本の文化。
この頃の人は(多少のスキルの違いはありますが)、平安の貴族の流麗な字も、
戦国時代の武将の書簡の字も、浮世絵に掘られた木版の文字もみんな読めていました。
ひらがな一文字につき、それぞれ複数の漢字から変化した「くずし字」のひらがなが
存在しますが、それが、1900年(明治33年)の小学校令施行規則改正以降に
今のひらがなに統一されて、当たり前に読めていたくずし字が使用されなくなり、
ついには脈々と続いてきた日本の文字の歴史が、たった100年ほどでほぼゼロの読解率に
なってしまったのです。
これまでの書籍、文字をこんなに短い期間にまったく読めなくなってしまったというのは、
なんとも悲しく歯がゆい思いです。
そういった思いから、小さなときから日本の多様性豊かな文字の世界に
触れてみてほしいというのが、角田先生と、古今の美術に携わる私どもの希望です。

さて、私ども、古画、書画、骨董も扱う美術商は、古筆や古文書を読むときはもちろん、
画賛の掛軸や浮世絵、近代までの日本画家の箱書きのタイトルや読解にいたるまで、
切っても切り離せない「くずし字」の世界。
初めから読解できるスキルをもって、この美術業界に入ってきた方は
本当にごくごく少ないのではないでしょうか。
実際お作品そのものに向き合うことで、くずし字、古筆に接して徐々に読解スキルが
上がってくる、何度も出てくる言葉、漢字を覚えていくという人が多いと思います。
そんなとき、まずこれだけは覚えておきたいのが、変体仮名の「ひらがな」。
これを覚えると一気に平安の和歌が読めるようになってきます。
ここがくずし字の勉強の楽しいところ!

実は私は秋華洞のくずし字読解のスタッフの一人なのですが、
徐々に読める字が増えてくる過程は本当に楽しいものです。
秋華洞内だけでなく、美術館に行っても「お、読めるぞ!」と思える書簡や、
古筆が増えてくると、ますます美術品鑑賞が奥深くなりますね。

でも、読んでみたいけど、どうやって勉強したら良いかわからない…、
まずは何をしたらいいの?とお思いの方に楽しみながら初めの一歩が踏み出せる、
入門にピタリの一冊です!

そして、読むだけでなく、くずし字のひらがなを学ぶことで、
「書く」センスまでアップしてしまうのです。
かく言う私も、もともとは丸文字風の事務的な文字だったのですが、
徐々に書的(というには、まだまだ、まだ上達していませんが)な文字に変化して
いきまして、苦手だった直筆の手紙も、楽しく書けるようになってきました。

流行りの美文字とも違う、ひとりひとりの個性が宿った「私だけの文字」を見つけて、
日常の中で魅力的に生かして、楽しんでいく。そんなワクワクする入り口になる一冊です。
どうぞお手にとって体感してくださいませ!

こちらで販売もしております。ぜひご覧くださいませ。
https://www.syukado.jp/book/b4-95-501/

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★新情報★

・銀座の画廊で働く社長ブログ
…足立区をブルックリンにby ホリエモン
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2代 広重「諸国名所百景 布引の滝」
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鏑木清方「泉鏡花著『風流線』(口絵)」
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