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(伝)尾形 乾山(おがた けんざん)
寛文3(1663)京都~寛保3(1743)江戸 陶工、絵師。京都の呉服商雁金屋の三男。兄は尾形光琳。若年より和漢の教養が深く、また茶を能くす。野々村仁清のもとで陶法を学び、京都の鳴滝に窯を築く。仁清とともに京焼の代表的作家であり、乾山焼は江戸時代を通して現在に至るまで高い人気を誇る。乾山が作った器に、光琳が絵付けを施すという兄弟合作も行われた。
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Vol.76
2024「夏号」