池永康晟個展「少女より始むる」
2026年1月10日(土)〜27日(火)


上根 拓馬(KAMINE Takuma)
日本文化の中核をなすのは、インドから中国を経て伝わった仏教と、土着の自然崇拝である。日本人は唯一神ではなく、宇宙を構成する様々な役割を持つ「神」を受け入れて、さまざまな祈りを捧げてきた。
そして、戦後の子供の心を捉えたのはガンダムやエヴァンゲリオンなど、ロボットアニメである。悪を懲らしめる強い正義の象徴として、日本の子供はロボットヒーローが大好きである。上根の作品は、日本の新旧の文化を、現代の日本を表すメタファーとして造形する試みである。
時には本物の動物の骨を「顔」に持つカミネの作品は、日本的なものとは何か、という主題を追求する。