2010-09-03日本美術そうだったのか通信
『日本美術そうだったのか通信』Vol.227 猛暑に効く古城や幽霊や

2010/9/3発行

発行 株式会社 秋華洞 http://aojc.co.jp/
おんらいんぎゃらりい秋華洞 http://www.syukado.jp/

————————————————————
※配信メールアドレスの登録、変更、解除は下記リンクへ
http://www.syukado.jp/sodatta/kaijo.html
※バックナンバーはこちら
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html
解除できない場合は、経由しているメールスタンドをご確認下さい。
(まぐまぐ、メルマで登録されている方は上記リンクの中にそれぞれの
 メールスタンドの案内がございます。)
————————————————————
<本マガジンの説明>日本美術の鑑賞界のホットニュース、古今国内東西の
作家のエピソード、美術業界裏話など、日本美術をより楽しむための情報を
お届けします。秋華洞提供。
————————————————————

■□■□■□■□■□■□■□■□■
もくじ
—————–

・ご挨拶
・今週の更新情報&注目トピックス!
・カタログ24号よりご紹介 ~生きて絵の描ける喜び 西村龍介~
・ネットで愉しむ秋華洞 ~新着作品~

■□■□■□■□■□■□■□■□■

■□■ ご挨拶 □■□■□■□■□■□■

 先日、千駄木にある全生庵というお寺で行われた『三遊亭圓朝コレクション 幽
霊画展』に行ってきました。展示室には幕末から明治にかけて活躍した画家たち
の描く幽霊画の掛軸がズラリ。円山応挙、柴田是真、松本楓湖、菊池容斎、最近
弊社で取り扱うようになった伊藤晴雨など、巨匠たちが思い思いのユーレイを描
いており、その様子は怖いというよりもむしろ壮観でした。

残念ながら今年の開催はすでに終了。展示は毎年内容を変えて行われているよう
なので、来年以降、ぜひ機会があれば訪ねてみてください。

山岡鉄舟ゆかりの寺 全生庵
http://www.theway.jp/zen/

さて、今週も新作情報のご紹介から猛暑に効くアートまで、情報もりだくさんで
お届けいたします。ぜひ最後までお付き合いください。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□ 今週の更新情報&注目トピックス! ■□■□■□■

 秋華洞スタッフブログでは伊藤晴雨、疱瘡絵、月岡芳年『月百姿』、そして最
近誕生した秋華洞ゆるキャラなどをご紹介しています。ぜひご覧ください。

秋華洞スタッフブログ
http://www.aojc.co.jp/staff_blog/

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

■□ カタログ24号よりご紹介 ~生きて絵の描ける喜び 西村龍介~ ■□

 9月に入ってもまだこの暑さ。どこか海外の涼しい避暑地に逃亡したい衝動に
かられます。そんな時、この画家の作品を観ると束の間の清涼感が心に訪れます。

 西村龍介は大正9年に山口市で生まれました。自然豊かな瀬戸内海沖でのびの
びと成長した彼は、昭和16年に上京、日本美術学校日本画科に入学して川崎小虎
や矢沢弦月から指導を受けます。

 絵に対する強い思いとは裏腹に、卒業後すぐに出征し特攻隊要員として参戦し
た彼は、九死に一生を得て故郷山口市へと舞い戻ります。瑠璃光寺という寺の一
室を画室として使い、生きて絵の描ける歓びを心から味わった彼は、その後油絵
に転向して数々の受賞を重ねていきました。

 昭和41年に渡欧すると、その後毎年ヨーロッパに渡り古城をテーマとした作品
を手掛けるようになります。点描で表された静謐な雰囲気の風景画は二科会を中
心に高い評価を受け、内閣勝利大臣賞を受賞しました。

 カタログ24号No.53『水辺の城』は、水辺にひっそりと佇む西洋風の城が、湖
面に美しく映り込んでいる姿を描いています。近くで観ると、いくつもの色がキャ
ンバスに細かく乗せられていることに気付き、離れて観ると、その計算された構
図に嘆息させられます。

ぜひ一度、実物を観ていただきたい逸品です。

西村龍介『水辺の城』
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/yo/A2-85-101.html

カタログ会員申込み または 今号のみ請求の窓口は↓まで。
https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/mpmailec/form.cgi

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

■□■ ネットで愉しむ秋華洞 ~新着作品~ ■□■□■□■□■□■

□ 黄檗鶴亭 『千羽鶴』
伊藤若冲のお師匠さんと言われる鶴亭の描くツル、ツル、ツル!

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A2-85-180.html

□ 平櫛田中  『五字書 酒中有深味』
酒の中に人生の深みがある、そういうこと。

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/fude/A2-85-47.html

□ 三輪良平 『舞妓 あやとり』
久しぶりにあやとりがしたくなりました。

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/jpn/A2-85-162.html

□ 西村龍介『水辺の城』
住むなら右から二番目の塔の最上階希望です。

http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/yo/A2-85-101.html

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■□■ご感想をお待ちしております!■□■

最後までお読みいただきありがとうございました。
秋華洞メルマガ編集担当、林久美子がお送りいたしました。

みなさまからの感想をお待ちしています。
このメールへの返信、あるいは「お問い合わせフォーム」、あるいはカタロ
グ添付のハガキ、FAX連絡用紙、お電話などでも結構です。

☆☆秋華洞に感想でも…と思ってくださった方はこちらへ☆☆
「秋華洞お問い合わせフォーム」をご利用ください
https://www.syukado.jp/jp/support/contact/index.cgi

次号もお楽しみに!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 美術品無料査定・買取致します。
 秋華洞 高価買取はこちらです。
 http://aojc.co.jp/buy/
 buy@aojc.co.jp
 フリーダイヤル 0120-126-510 (イツモコットウ)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

★★「おんらいんぎゃらりい秋華洞」美しい展示が好評です!

フロントページ


☆★「秋華洞・丁稚ログ」丁稚兼社長・新米美術商の赤裸々な日々
http://blog.livedoor.jp/syukado/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行 株式会社 秋華洞 
http://aojc.co.jp/  TEL 03-3569-3620
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F
代表取締役 田中自知郎・田中千秋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
秋華洞のご案内

主に日本の美術品・古美術品を中心に、幅広く取り扱っております。

 近代絵画・現代絵画を軸とし、さらに、鎌倉・室町時代より、現代に至る
まで、あらゆる分野で活躍した画家・高僧・武将・文人・歌人・俳人の手に
よる絵画・書蹟、時代屏風、絵巻、古文書、古写本、古版本、稀覯本(きこ
うぼん)を専門とし、その他、彫刻、工芸品、茶道具など、多岐にわたって
対応致します。

弊社は50年にわたり日本美術商として活躍した代表・田中自知郎が長男・
田中千秋と共に、平成15年に「有限会社アートオフィスJC」として設立され、
その後平成18年に「株式会社秋華洞」と商号変更致しました。

(代表プロフィールは↓)
http://aojc.co.jp/corp/profile/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ご意見、お問い合わせは、→ info@aojc.co.jp
(またはこのメールへご返信下さい!)
◎バックナンバーはこちら→
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html

◎秋華洞自社配信分【日本美術そうだったのか通信】の
マガジン登録、解除→
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html