南岳杲雲 × 山本尚志 二人展「ゼロ書道」
2025年8月20日(水)〜9月2日(火)
【柿沼はなぜ鶏を描くのか】
「鶏」や「チキン」と聞いて、思い浮かぶものは食べ物でしょうか。そんな彼らに尊厳を与えたものを、知恵を意味するラテン語を用いてチキンサピエンスと名付けました。弱さと強さを併せ持つ彼らの捉えがたい容姿に、印象と実態が異なる「人々」や「現代社会」を重ねています。絵画によって記録される時代の観測点として、チキンサピエンスを描いています。
CHICKEN SAPIENS
(チキンサピエンス・フィギュア)
価格:55,000円(税込)
縦:24.5cm
横:10.0cm
奥行:7.5cm
オリジナルデザインの箱入り 限定6体
【抽選方法】
受付期間:5月10日(土)10:00 ~ 5月17日(土)19:00
受付方法:Google form、電話、メール、会場手書き
> Google formはこちら
抽選結果連絡:5月20日(火)12:00~13:00 電話にて
【フィギュアでのこだわりは?】
とくに力を入れたのが顔の造形です。普段、チキンサピエンスを描く際に気を配っているのが「捉えどころのない表情」です。それを立体作品でも表現できるよう、下絵からこだわりました。
また、支えなしで自立するところもポイントです。飾る際はフィギュアスタンドなどがあると良いですが、一応自力でも立ちます。
【作る工程で大変だったところは?】
造形全般です。平面作品を立体に起こすためには、形の解釈を変える必要がありました。例えば、普段は油絵具の粘性を活かして描いている羽にも、立体となると1枚ずつに具体的な造形が求められます。どこから見ても違和感のないものに仕上げるために、制作はいつも手探りでした。3Dデザイナーさんにも辛抱強くご対応頂き、満足のいくものが出来上がりました。