秋華洞は、銀座ギャラリーズ主催の 「近代美術/銀座 近代美術と銀座で出会う」に参加いたします。
本展では、竹久夢二、鏑木清方、伊東深水、甲斐荘楠音といった近代美人画を代表する巨匠たちの作品を通じて、日本が誇る人物絵画の「美」の世界をご堪能いただきます。
伝統的な美意識と近代的な感性が交錯する美人画の魅力を、「美」の都、銀座という華やいだ空間でお楽しみください。
それぞれの画家が描き出す女性像には、当時の時代背景や想いが映し出されており、今なお私たちの心を捉えて離しません。
この展覧会が、皆様にとって「美しい人」との新たな交流、感動の場となりますよう願っております。
秋華洞は、銀座ギャラリーズ主催の 「近代美術/銀座 近代美術と銀座で出会う」に参加いたします。
本展では、竹久夢二、鏑木清方、伊東深水、甲斐荘楠音といった近代美人画を代表する巨匠たちの作品を通じて、日本が誇る人物絵画の「美」の世界をご堪能いただきます。
伝統的な美意識と近代的な感性が交錯する美人画の魅力を、「美」の都、銀座という華やいだ空間でお楽しみください。
それぞれの画家が描き出す女性像には、当時の時代背景や想いが映し出されており、今なお私たちの心を捉えて離しません。
この展覧会が、皆様にとって「美しい人」との新たな交流、感動の場となりますよう願っております。
展覧会情報
展覧会近代美術/銀座 ~近代の美人画展~
会期2025年2月4日(火)〜8日(土)
会場ぎゃらりい秋華洞
時間10:00〜18:00
備考会期中無休 入場無料

近代美術/銀座 ~近代の美人画展~ に出展作品の販売につきまして

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― 頬染める乙女に宿る美 ―
竹久 夢二「はじらい」
竹久夢二「はじらい」(部分)
竹久夢二「はじらい」(部分)

描きぶりと落款から大正3年から5年頃の作品と思われる。
袖を口元にやり微笑むその姿はなんとも言えず愛らしい。
この時分夢二は本妻のたまきと恋人の笠井彦乃の両方をモデルにしているが、顔付やこの「はじらい」具合からして年若い彦乃であろうか。
モチーフは、ふたりの出会いの鮮烈さを象徴しているように思われる。
赤と白のモザイク状の着物柄も女の可愛らしさを引き立てている。

― 江戸の名残の風に吹かれて ―
鏑木 清方「岸の柳」
鏑木清方「岸の柳」(部分)
鏑木清方「岸の柳」(部分)

「若葉にかへし唄女が 緑の髪に風薫る 柳の眉のながし目に―」と歌われる『岸の柳』は、大川端(隅田川河畔)の柳橋あたりの江戸情緒と夏の風物を描いた瑞々しく粋な長唄である。
作詩されたのは、太陽暦が採用された明治6年のため、旧暦で江戸風俗を写した最後の唄とも言われるが、はたして清方はそれを知っていたのだろうか。
振り袖を風になびかせ、小舟から流れる本所の景色を心なしか眩しそうに見送る佳人の視線は、過ぎ行く江戸風情へ清方が向ける思慕と憧憬とにどこか重なり合うように思われる。