喜多川 歌麿(きたがわ うたまろ)
宝暦3年(1753)?~文化3年(1806) 浮世絵師。別号は多数あり、豊章・石要・木燕・燕岱斎・紫屋などの例がある。『浮世絵類考』には「はじめ鳥山石燕門人にて狩野派の画を学ぶ」とあるが、初期作品において石燕の影響は顕著ではなく、筆法は勝川派風である。後に版元蔦屋重三郎の知遇を得て、天明後期から寛政前期(1800年前後)に掛けて同版元の多色摺による絵入狂歌本多数に作画し、刊行する。写実的な新境地をみせて次第に人気上昇。寛政3年頃には「美人大首絵」という新様式の 美人画 を発表。背景を雲母摺や黄潰しで処理した独特の様式で美人絵師の第一人者となる。
喜多川 歌麿
「歌麿「当世好物八景 もの好」」
喜多川 歌麿
「山姥と金太郎」
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