東京銀座ぎゃらりぃ秋華洞

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2018年9月18日
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Vol.383 肉筆浮世絵の魅力!と「肉筆浮世絵展」開催のお知らせ

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お届けします。株式会社秋華洞提供。
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■今週の「そうだったのか!」━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥.........

厳しい夏の暑さも過ぎ、ようやっと秋の涼しさを感じられるようになりましたね。
銀座の街もどこかしっとり。秋の装いとなりました。

そんな芸術の秋に、
本日まずは、今月19日から開催のぎゃらりい秋華洞企画「肉筆浮世絵展」のご案内です。

会期:9月19日(木)~30日(日) 会期中無休
場所:ぎゃらりい秋華洞
   東京都中央区銀座6-4-8曽根ビル7F
   東京メトロ銀座駅より徒歩3分です。
時間:10:00~18:00 会期中無休 
入場無料・展示販売もいたします。

展示作家:宮川長春、祇園井特、川又常正、宮川一笑、月岡雪鼎 ほか
生涯肉筆しか描かなかった宮川長春の作品を中心に肉筆浮世絵の美人画を
まとめて観る事のできる貴重な機会です。

詳細はこちら↓↓
https://www.syukado.jp/feature/2018/09/nikuhitsu.html

是非、お立ち寄りくださいませ!

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お次の「そうだったのか!」は、
肉筆浮世絵の魅力!

「浮世絵」と聞くと、「あー、あの多色刷りの木版画のことか」と、
お思いの方も多くいらっしゃるかもしれません。

しかし、本来「浮世絵」とは、版画や技法をさす言葉ではなく、
「浮世」つまり移り変わりの激しい現世、今生、その当時の風俗を描いたものが
「浮世絵」なのです。

「浮世」とは......
平安時代の仏教的厭世観から、辛く悲しい世の中、無常の世の中を「憂き世(うきよ)」と
称していました。それに、漢語の「浮世 (ふせい) 」という言葉も「うきよ」と解して、
混ざり合い、定めのない、はかない世の中、というように使われていきました。
それが江戸時代になるころには、「どうせはかない世の中なら、浮かれて暮らそう」
という享楽、世俗的な気持ちをも含むようになり、そしてそれが定着すると、
今度は、当世風の、今様の、または好色な、風流な、などの意味も添加されて
今日の「浮世」の複雑な思考へとつながっていきます。

さて、いわゆる版画の浮世絵である「錦絵」と区別するために、
絹や和紙に絵師が直接筆で描いたものを現在では「肉筆浮世絵」と呼びます。
ちなみに切手にもなっている有名は菱川師宣の《見返り美人》も肉筆浮世絵。
なんだか、ぐっと身近に感じるのではないでしょうか。

肉筆浮世絵の主な画題は遊里、芝居町の風俗や美人の立姿など多岐にわたります。
前述の享楽的なイメージの「浮世」の画題が多いことがわかります。
肉筆浮世絵は絵師による1点もののため、版画の浮世絵に比べて制作点数はずっと少なく、
そして当時からずっと高価でした。
そして、版画の下絵を描く画工よりも、肉筆を描く本絵師のほうが社会的に
地位が高かったと言われています。
ですから、若いときに錦絵を制作し、名声を得たあと肉筆に転じる絵師もいました。
たとえば北斎は、浮世絵版画の下絵を中心に描いていたのは70代の4年間で、
晩年は肉筆に集中していました。
また、懐月堂派のように同じような構図の作品を、弟子達との工房体制で
量産した一派もあります。浮世絵版画の量産性と肉筆のオリジナル感のいいとこ取り
という感じでしょうか。

肉筆浮世絵の一番の魅力は、絵師本人の技量を堪能できることです。
着物の細かい描き込み、柔らかなグラデーション、髪の毛の1本1本に渡るまで、
絵師が心血を注いで綿密に描き込まれた一枚は、観者を圧倒する美しさです。


ところで、
私ども秋華洞は「美人画」を看板にしています。
江戸から平成にかけて「美人画」を網羅して扱う美術店は世界中探してもウチだけ!
という自負があります。

そのなかで今回、みなさんにお目にかけるのは、「肉筆浮世絵」というジャンルです。
江戸時代、浮世絵師たちが富裕層の注文に応じてオーダーメイドで描いた一点物。
その中に生きる美人達は、いきいきと、時に俗っぽく、時に仏の如き清い慈愛を浮かべて
今も私達を魅了します。

広く、深い肉筆浮世絵の世界。
その一枚に賭けた絵師たちの情熱を直に感じるこの企画。
是非、銀座 ぎゃらりい秋華洞にてお楽しみいただけましたら幸いです。


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2018年9月18日 18:31