2010年5月27日
『日本美術そうだったのか通信』Vol.217 明日開催!人気イベント『画廊の夜会』
2010/5/27発行
発行 株式会社 秋華洞 http://aojc.co.jp/
おんらいんぎゃらりい秋華洞 http://www.syukado.jp/
------------------------------------------------------------
※配信メールアドレスの登録、変更、解除は下記リンクへ
http://www.syukado.jp/sodatta/kaijo.html
※バックナンバーはこちら
http://www.syukado.jp/sodatta/index.html
解除できない場合は、経由しているメールスタンドをご確認下さい。
(まぐまぐ、メルマで登録されている方は上記リンクの中にそれぞれの
メールスタンドの案内がございます。)
------------------------------------------------------------
<本マガジンの説明>日本美術の鑑賞界のホットニュース、古今国内東西の
作家のエピソード、美術業界裏話など、日本美術をより楽しむための情報を
お届けします。秋華洞提供。
------------------------------------------------------------
■□■□■□■□■□■□■□■□■
もくじ
-----------------
・明日開催!夜の銀座に繰り出そう『画廊の夜会』
・社長メッセコーナー:千秋のそうだったのかニュース
?美術業界 長持ちの秘訣 後編?
・カタログ23号「春」よりご紹介?右が駄目なら左手で 木村武山?
・ネットで愉しむ秋華洞
■□■□■□■□■□■□■□■□■
■□ 明日開催!夜の銀座に繰り出そう『画廊の夜会』 ■□
明日5月28日(金)、17:00?21:00は夜の銀座を盛り上げる恒例イベント
『画廊の夜会』が開催されます。普段は敷居の高い画廊にも、気軽に立ち寄れる
またとない機会ですので、ぜひお仕事帰りにブラリと街歩きをしてみてください。
当日はツアーも企画されているようです。ちなみに秋華洞はBコース『集まれ!
動物大好き』に選出されました。ぜひご参加ください。
画廊の夜会 詳細URL
http://www.ginza-galleries.com/
企画展『秋華洞 動物尽くし』
http://www.syukado.jp/jp/gallery/2010dobutsudukushi.html
皆様のお越しを心よりお待ちしております!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■□ 社長メッセコーナー:千秋のそうだったのかニュース ■□
美術業界 長持ちの秘訣 後編
前回のつづき。
私ども秋華洞は会長以下一同、きちんとスーツを来て仕事していますが、やや少
数派かもしれません。私など「おまえはみず○銀行か」とたまにからかわれます。
近代絵画・洋画を扱う美術商は「みず○銀行」風が多いかもしれませんが、総じ
て正体不明のファッションをしている人が多いのもこの業界の特徴?でしょうか。
とある尊敬する先輩など、「その筋」の人にしか見えず、一緒に歩くと用心棒?
になってよいのですが、話してみると極めて繊細で、美術品の良し悪しや美術家
の生き方に対する見え方のパースペクティブも広く、同時に業界および業界周辺
(書画骨董、デパート、日本画洋画、海外業者、美術館、学者、評論家、コレク
ター、実業家、政治家、芸能人・・・)の様々なニンゲンも細かく観察していて、
話していて飽きることがありません。「女性」が好きな人も多いですが、実は
「女性」が好きな人は、オトコにも好かれる、というか要は人間的な魅力があり
ますね。
美術商として本当に長く続けるのは「お金」が好き、ということでは続かないよ
うに思います。「損」することも多くて、ヒヤヒヤして神経の細かい人や<計画
性>のある人には務まりません。それよりも、バカバカしくて弱くて、非合理的
な事ばかりして、しかし、ごくたまに、美しい言葉や作品、仕事も残したりする、
「人間」---その魅力に浸る事の面白さを知る事がこの仕事を続けるコツのよう
な気がします。
田中千秋社長のブログ『丁稚ログ』
http://www.aojc.co.jp/blog/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■□ カタログ23号「春」よりご紹介?右が駄目なら左手で 木村武山? ■□
寒暖定まらぬ日が続いていますね。これから始まる嫌な梅雨も、夏のうんざり
するような暑さも、仮になくなってしまえば物足りない気持ちになることでしょ
う。四季があってこその日本、エコエコとうるさく言う気はないですが、異常気
象には危機感を覚えます。
そんな日本のよき夏に向けて、今回はカタログ23号より個人的に好きな木村武
山の一作をご紹介します。
木村武山は明治9年に茨城県笠間に生まれました。はじめ南画家の桜井華陵、
中学時代は川端玉章の元で学び、東京美術学校卒業後は岡倉天心の率いる日本絵
画協会に参加しました。
その後明治31年に創立した日本美術院は彼の終生の活躍の場となります。特に
大正3年に院が再興すると、武山は高い描写力、天性の色彩感覚、くわえて豊か
な教養を遺憾なく発揮し、古典を題材とした花鳥画や歴史画を多く残しました。
晩年は仏画の制作に力を入れ「仏画の武山」とまで言われるようになりました。
脳溢血で右手が使えなくなっても、左手に絵筆を持ち替えて生涯日本画の発展に
貢献した彼の功績は、今日までその名前と共に語り継がれています。
作品No.14『夏夜』は、水墨画ならではの静謐さと清涼感の味わえる一作。実
物を見ないと伝わりにくいのですが、木のてっぺんにちょこんととまった鳥の姿
と、糸のように細い月の浮かぶ様に、心がゆったりと落ち着きます。
木村武山『夏夜』
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A10-0120.html
カタログ会員申込み または 今号のみ請求の窓口は↓まで。
https://www.syukado.jp/jp/support/catalog/mpmailec/form.cgi
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■□■ネットで愉しむ秋華洞 ?新着作品? ■□■□■□■□■□■
□ 結城素明 『層巒瀑色』
マイナスイオン出てます。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A10-0112.html
□ 中村草田男 『降る雪や…』
草田男が母校を訪れて、思わずひと言。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/fude/A09-0664.html
□ 津田青楓 『珠々玉槿花』
夏にこれのある畳部屋でぐうたらできたら幸せ。
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A10-0021.html
□ 入江波光 『豊年萬作』
ここまで堂々と持っていかれたら、何も言えません
http://www.syukado.jp/jp/search/detail/type/kake/A10-0127.html
■□■□■□■□■□■□■□■□■□
メール登録、解除
http://www.syukado.jp/sodatta/kaijo.html
===================================================================