「「便リアリ」三行」
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サイズ32.9×34.1(102.6×48.6)cm
素材紙本墨書
備考軸装
落款・印
濱田庄司箱
作品番号A2-97-603
作品解説
柳は晩年、佛教美学という学問体系を樹立し、自らの半世紀にわたる思想の遍歴を「信美一如」という浄土的世界観に大成することを試みました。民藝、茶道といった日本文化を西洋的な美醜二元論ではなく仏による自他を超えた美によって語り、その美学を多くの人間に伝えることを悲願としたのです。「便りあり 佛忙しと」― 残された時間の少なさを自覚しながら、大命へと勤しむ柳の決意があふれる一筆です。
柳 宗悦(やなぎ むねよし )
明治22(1889)東京~昭和36(1961) 思想家、美学者、宗教学者。民衆的工芸の意から「民芸」の語をつくり、富本憲吉、浜田庄司、河井寛次郎らと共に民芸運動を総括する。また宗教思想に沈潜して美と宗教の世界を深めた。雑誌『工芸』を創刊。
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