「美人図」
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サイズ39.7×13.5(62.0×35.8)cm
素材絹本着色
備考額装
落款・印
共板
東京美術倶楽部鑑定書
作品番号A2-97-446
キーワード美人画
作品解説
行灯型の絹に描いた松園の半身像の美人画。色は静謐で秩序があり、小品だかハッとする美しさがある。落款には「松園女」とあり若描きであり、明治期後期の作品であろう。傘を持つ手つき、櫛かんざしを華やかに飾った髪など、松園がしばしば参照した歌麿などの浮世絵美人画の影響が見られる。江戸期に女性の理想を見いだそうとした画家は、この作品でも同時代ではなく「懐かしい」娘像を描いているのかもしれない。
上村 松園(うえむら しょうえん)
明治8(1875)京都~昭和24(1949) 日本画家。本名津禰(つね)。鈴木松年、幸野楳嶺、竹内栖鳳らに師事。《花がたみ》《序の舞》をはじめ、女性ならではの視点で描く清澄な美人画を数多く遺した。帝国芸術院会員、文化勲章受章。
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